将棋の鬼才・坂田三吉について

お盆休みに坂東妻三郎主演のモノクローム映画「王将」をみました。私は坂田三吉といえば無法松こと富島松五郎とオーバーラップするのですが、仏壇を質に入れたり、娘の晴れ着を売って将棋大会参加費を捻出するなど、無学文盲で粗野な人物と思っていましたが、東京と大阪の棋界の勢力争いに巻き込まれることもなく、人情味豊かな天才に仕立て上げられていました。

娘さんの証言では「晩年の父は、すごくセンスのある人でした」と語っています。 東西決戦の大勝負で劣勢のなか相手の2四歩の頭にチョコンと2五銀と打ったのです。この手を境に棋勢を盛り返し勝利を収め、マスコミ、関係者の賞賛を得ますが娘の珠江に、苦し紛れのハッタリとなじられ荒れ狂うのでした。自分の名前も書けない草履作りが天下の名人に対抗する様はドラマになじみます。

独創性あふれる才能は大切です。我が国も飛び級制度を積極的に推し進め、やっと、ようやく、遅ればせながらオリジナリティ、クリエーティブの尊重に向かうのでしょうか。

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