月別アーカイブ: 2013年9月

余り材を利用した棚作り

爽やかな陽気となり、日頃の手づくりで余った木材を利用して園芸小鉢を飾る棚作りに挑戦しました。棚板に使えそうな幅が30cm、長さが120cmほどの厚い板材が見つかり、2等分して上下に使うことにしました。

側板と中間の棚板用に19h-87w-183lの板が2枚あり、買い足した2枚と合わせ4枚を必要な長さに切って側板と棚板にし、補強用の細板を加えて釘で打ち付けました。中間の棚板には小さな鉢を置けるように、プラダンボールを適切なサイズに切って貼り付けてあります。新たな予算ゼロを目指しましたがホームセンターで購入した材料費は約500円です。

棚作り

風による倒壊を防ぐため、背面の補強板を鉄柱に結んであります。最下棚板を地面より15cmほど高くしたことと思ったより頑丈な棚が出来上がったことには満足しています。

旅と季節

旅をするにはどの季節がよいだろう。閉ざされ押し込められた冬を弾けるように芽吹く新春がよい。ジンジンと炎暑の下、隠し覆うものが極度に少ない夏がよい。ちょっとがんばったことが実り酒がうまい秋がよい。厳しい自然を体感できる冬がよい。どれを選んでも日常を脱却できるのが旅の魅力です。 秋の群馬二景 詩人・寺山修司の言葉を拡大解釈すれば、書を捨て旅に出よう。旅をすれば、新しい何かを発見できます。

ぶらり文学散策

暑さが柔らみ少ししのぎやすくなった先日、栃木県大田原にある大雄寺(だいおうじ)を訪ねました。大田原市の黒羽地区は松尾芭蕉が弟子の曾良を伴い訪ねた景勝地として有名で芭蕉の郷などと称されています。

大雄寺は坐禅の修業の場として広く知られています。近くには芭蕉の館があり、加えて車ならばそう遠くないところに二層楼門で入母屋造りの雲巌寺山門もあり、文学探索にはこの上ないところです。

大雄寺

大雄寺(黒羽山久遠院大雄寺)を訪ねてわかったことですが、禅宗寺院において便所は守護神を意味する「東司(とうす)」と呼んでいます。また寺の呼称の多くは寺号(じごう)、山号(さんごう)院号(いんごう)で呼ばれます。節分の豆まきで有名な成田山のフルネームは「成田山 明王院 神護新勝寺」、高尾山は「高尾山 薬王院 有喜寺」、多くは「高尾山 薬王院」、川崎大師は「金剛山 金乗院 平間寺」、普通は「川崎大師 平間寺」と呼ばれ寺号や院号が省略されることもあります。

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幽玄にひたって忙しさにかまけておろそかになっている日々を省みるのも必要なことではないでしょうか。

深まりつつある秋に

記録的な暑さの夏が過ぎて、秋が深まりつつあります。ぎらつく暑さのなかで動き回ったことを、総括して見つめなおすこともよいのでは。 秋萩 室内ゲーム(花札)好きには、萩に猪 紅葉に鹿 牡丹に蝶(猪鹿蝶)を連想することでしょうが、万葉和歌では萩には鹿がつきもののようです。スポーツの秋、食欲の秋、実りの秋…。四季があることはなんと潤いを誘っていることか。

イースターエッグとブロックサイン

暗号は仲間だけに情報を伝えるときに利用されます。野球のブロックサインでもやたら派手に動いてどれが本物かわからないようにします。一度とりあげましたが、コンピュータの世界では遊び心でイースターエッグをシステムに組み込むことがあります。

システムはただ動作すればよいというものではありません。障害が起きたときにはいち早く正常に復帰させることが肝要です。そのために様々な工夫が凝らされています。一般に精密機器にはフライトレコーダーのような解析に役立つ仕組みが施されています。そしていったん問題が発生したときに、すばやく解析すべく起動されます。

イースターエッグ

問題が起きてから解析情報を集めるのでは手遅れです。情報は常時、蓄積されされていて必要に応じて取り出せる仕掛けを作っておきます。ではどのようにして解析情報の出力を起動するのでしょうか。

この情報は機密性が高く、公開されると何かと厄介になります。よってこの仕掛けは秘密にされます。仕掛けの一例としてパソコンではCTRL,ALT,DELキーを同時に押す、起動時のあるタイミングに特定のキーを押す、レジストリにあらかじめ決めておいた値を設定するなどの方法がとられます。

いずれにしてもコンピュータの内部知識に精通していなければならず、システム設計者とシステムメンテナンスエンジニアだけの秘密事項です。

スマートフォンではキーボードは通常、隠れているので解析情報の出力起動への利用には不向きです。画面へのタッチで代行します。野球のブロックサインが参考になります。

野球ではサインを有効にするキー動作を決めておき、次のサインを盗塁、バントなどと決めて置くようです。スマホでもこのように設定することが可能です。あまりに詳しく手のうちを明らかにすることは良くありませんのでこれくらいで止めにします。

いずれにしても簡単に機密情報を多くの人にさらすことは避けなければなりません。この仕組みを決めるときがシステム設計者にとって至福の時間と言えましょう。

開発ツールのコードネーム

今回はお世話になっている「ECLIPSE」について語ります。ソフトウェア開発にはECLIPSEが必須です。ECLIPSEとは辞書をひくと日食、月食の他、最後の方に競争相手をしのぐ、顔色をなからしめるとあり、そのことを期待して名づけられたものと思われます。コンピュータ世界におけるECLIPSEは『統合開発環境』を意味します。イクリプスと発音され、IBMによって開発された統合開発環境(IDE)の一つです。ソフトウェアを開発するには、次のような作業の繰り返しになります。開発時の作業2 コンピュータの黎明期から数十年はそれぞれ独立したツールでしたが、開発効率の向上を目指してそれらの機能が一体となった統合開発環境が構築されました。 ECLIPSEにはバージョンごとにコードネームがあり、アルファベット順に天体、天文にまつわる名前をつけることになっています。最近では、GalileoHeliosIndigoJunoKeplerまでリリースされていて、次はLunaの予定です。Androidアプリ開発ではHeliosから関わっていて、先日、Keplerをインストールしたばかりです。これに似た方式でAndroidのOSにもコードネームがあり、Froyo、Gingerbread、Honeycomb、Icecream Sandwich、Jelly Bean、KitKatなどとお菓子の名前になっています。

Androidアプリ開発環境構築5たび

WordPressやAddinツールが世界の技術者により、刻々、改訂されてこちとらは参照するばかりで、恐縮しています。そんなわけで注文をつけることはできませんが、全ツールに同期がとられていませんので、以前に問題なく動作していたものが、WordPressを改訂した途端に警告エラーが表示されるようになりました。ほっておいてもそのうちに治るような気がしてそのままにしています。 このたび、Windows8パソコン(64ビット)を開発環境に追加したので、五度目のAndroidアプリ開発環境構築をメモに残します。

1)ECLIPSEをインストールする ECLIPSEの原本は英語版です。そのため、開発言語毎にまとめられたeclipse本体(日本語化済)と幾つかのプラグイン群のセットのPleiades All in Oneをインストールします。http://mergedoc.sourceforge.jp/から以下の画面を表示させ、赤矢印で示した PleiadesAllInOne 「Pleiades All in One4.3.0.v20130626」の64ビット、Standard Edition、Ultimateを指定してダウンロードします。圧縮ファイルPleiades-e4.3-ultimate-jre_20130626.zipを解凍して、PleiadesフォルダをAndroidツールフォルダにコピーします。

2)JDK(Java SE Development kit 7 update 25開発キット)のインストール Javaアプリのライブラリやコンパイラが同梱されている「JDK」をダウンロードしてインストールします。ダウンロードしたjdk-7u25-windows-x64.exeを実行します。

3)SDKのインストール Androidアプリのライブラリやエミュレータなどを同梱した「Android SDK」のダウンロードはリンク先(AndroidSDK本体)を指定し、DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMSをクリックし、SDK Tools Onlyの項目にある「android-sdk_r22.0.5-windows.zip」をダウンロードします。 android-sdk_r22.0.5-windows.zipを解凍して「android-sdk-windows」フォルダをPleiadesフォルダにコピーします。

4)ADT Pluginのインストール ECLIPSE.exeを起動してAndroid SDKの各ソフトを使えるようにする「ADT Plugin」をインストールします。ヘルプ-新規インストール-追加-作業対象に https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/の後、OKと入力し追加、すべて選択、次へ、次へ、使用条件の条項に同意します、完了と指定します。操作の切れ目で多少の時間がかかります。

5)細部の設定 Android SDKマネージャーとAndroid仮想デバイス・マネージャーにて、デバッグする機種の設定などを行います。

6)何度かビルドを繰り返えすとウィンドウ(W)メニューにAndroid SDKマネージャーとAndroid仮想デバイスマネージャーが表示されなくなることがあります。その解決策を以下に示します。 ウィンドウ(W)-パースペクティブカスタマイズ(Z)-コマンド・グループ可用性を指定し、Android SDKおよびAVDマネージャーにチェックマークを入れOKを入力します。 以上で簡単な「Hello World」プロジェクトは動作するものと思います。この後には少しずつ、開発環境を拡張することになります。