月別アーカイブ: 2013年10月
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秋の七草・なでしこ
旅行と旅
このごろ、旅に関する世間一般の想いが変わりつつあり我が意を得たりと気分は良好です。JRによる7つ星列車の旅などユニークな企画がめじろ押しです。
おいしい料理にも食指が動きません。漬物のおいしい夕食や精進料理でいいのですという客が増えています。「四里四方に病(やまい)知らず」という言葉があります。旅先の地産地消を望みます。
提供する側は旅雑誌に載る様な献立を考えますが、年輪を重ねた世代にはおいしいものを少量食べたいのです。ホテルもまとまった料金体系を考えておりこちらの要望に応じてくれません。
旅行は名所旧跡を訪ねおいしいものを食するというのが定番でしたが、ネット文化の普及で名所旧跡の情報は瞬時に取得でき、通販で居ながらにして美食を入手できます。少ない予算で多くの名所を巡るにはツアー旅行がいいです。団体行動をいとわなければ気楽です。
ツアー海外旅行ながら、旅行社は空港とホテル間の送り迎えだけで、観光地を自前で回る方式を体験したことがあります。小さな失敗もありましたが、大勢では体験できない貴重な楽しみがありました。 旗振りで先導する旅行は少なくなっています。そのぶん、手づくりの旅が盛んです。かつて飛行機による旅行は垂涎の的でした。
今では旅の贅沢度は、高いほうから船舶、列車、飛行機の順です。新幹線や飛行機による旅行はごくありふれた旅行ということになります。家を買えるほどの長期間世界一周船旅は夢のまた夢です。せめて列車による「ななつ星in九州」3泊4日約100万円を目指したいです。
公共施設の有効利用を中心にした車での全国めぐりも盛んです。ベテラン体験者からの情報発信が待たれます。 かつての旅行はビューティースポットが目玉でしたが、旅は家を出たときからスタートし、すぐに日常からの脱却を体験できるのがよいところです。日々の暮らしを思いやり「旅行」と「旅」の違いを考えるのもよいのではないでしょうか。
カスタマイズ文化
システムのカスタマイズについて語ります。わが国にはカスタマイズという文化がそんなに根付いてはないように思えます。カスタマイズとは、完成に近い既存の商品に手を加えてユーザー好みの製品仕様に変更することを言います。
商品の黎明期には基本機能が備わっていれば受け入れられますが、やがて飽きがきて高機能や個人の好みに合う機能が要求されます。これらを見越してカスタマイズという考えが発展しました。
平準化文化の跋扈は単一民族に近い国民性や「和」を極端に尊重する風土などによるものなのでしょうか。近来、欧米の行動が数年遅れて伴ってきたことから、既存のものに飽き飽きしてオリジナリティを求める風潮はこれから増すものと見ています。
お上のお仕着せから離れて世界にひとつしかないものに挑戦していきましょう。文化は原始から爛熟へと進み、これからは創造・オリジナリティの時代です。これまでに蓄積した知や技術で貢献できたら幸いです。
Androidの進化は速い
Androidアプリの開発をしています。OSの進化はバージョン番号で管理され、V1はモバイル用に開発された初期のもので、V2はスマートフォン用に進化し、V3はタブレット向けの機能が加わり、V4が集大成として統合されたものと推察しています。
評価の定まっていないものは、どんどん進化するのは世の習いでしょうか。それにしても神出鬼没、すばやいことです。Google Map Android Api がV2にバージョンアップされやっと習得の麓にたどりついたばかりです。
従来、ハードキーとして画面下部に「ホームボタン」「メニューボタン」「バックボタン」などが付いていましたが、Android4.0(Icecream Sandwich)からハードキーの「メニューボタン」がついてない機種が多くなり、名称が「最近のアプリ」に変っています。
また、Android3.0(Honeycomb)から画面上部のタイトルバーの機能が拡張され、ActionBar(アクションバー)として利用でき、なくなったハードキーの代わりにメニューを表示したり、タブを表示できるようになりました。
Android2.1以降から網羅的にメニューボタンの機能を処理するためにサードパーティーから出荷されていたActionBarSherLockを使っていましたが、2013/07/24 に公開された Android Support Library r18 は ActionBar に対応しました。旧OSとAndroid4.0以降で同一コードで動作するようにするにはSupportActionBarライブラリーを利用します。
アプリ浅学の身では、Android2.2からのメニューボタン機能を習得するのに1週間ほどかかりました。テクニカルドキュメントが多くの先達者から情報発信されて参考になりました。新しい情報は英語で語られることが多く、また、AndroidManifest.XMLのdroid:minSdkVersionやandroid:targetSdkVersion設定値などでけっこう四苦八苦しましたので、もう少し噛み砕いたテクニカル情報が整理できたら発表したいと考えています。