月別アーカイブ: 2016年4月

意識改革

膨張策

江戸時代、2代、3代将軍の頃からは東西を二分するような戦いは無くなり、軍事費の削減を図ることが可能になり、文化の爛熟へと進みました。戦争による膨張策は使えなくなり、やがて華美な生活が一般化して経済を圧迫するようになりました。

1920England

昭和元禄期を経て平成へと進み経済が縮小して、いまや江戸時代の中期から幕末に向かった厳しい時期に差し掛かった頃に似ているように感じられます。

地球の大半を支配下に治め、太陽の沈まない国と言われた大英帝国も今ではグレートブリテン島、アイルランド島北東部を主領地にしています。

身の丈に合った生活

足るを知る人口減などに起因する様々な縮小化はやむを得ないことでしょうが、往年の羽振りのよさに慣れきって身の丈に合わない行動が目に付きます。

高速道を走っていて眠気防止にパーキングエリアで休止し、冷水で顔を洗ってリフレッシュしようとしても温水が出るばかりです。

寒冷地では寒さで手がかじかむと運転に差し障りますが、車内・室内はエアコンが効いているので、昔ほどの温水サービスは必要ないように感じます。

贅沢三昧

高度成長期には十分な予算があり、新設高速道路もトンネルや橋梁を多用して直線的な設計になりました。ちょっと遠回りすれば建設費が数分の一になったであろうに、ずいぶん、大判振る舞いをしたものと後日、評価されています。

高速道路料金比較

予算的に困難な時期、時代の変革にすばやく追従していかないと継続した活動ができなくなります。

変革の始まり

大企業や地方自治体においても採算の合わない保養所を売却しました。銀行も合併が整いメガバンクが誕生しましたが、ある洋行帰りは午後3時に閉まる社屋がなぜ駅前の一等地にあるのかと疑問を投げかけています。

東大野球

改革は少しずつ進んでいます。東大を含む6大学野球は入れ替えがありません。連敗を重ねる大学が機構の一員であることで野球の技量向上には役立たなくても、有能な役人が多く輩出しますので、総合的に判断して改革の嵐は吹きません。

最後に一言:『必要があれば改革は進む』

 

ものづくり変革期

最近、製造業の経営面に著しい変革が生じています。物や情報、お金の流れに国境はあって無きが如しです。スポーツには体格に見合ったものがあります。マラソンは体重のある人には苦手ですが、砲丸投げなどには痩せたスポーツマンは少ないです。

企業買収

フィギャースケートは2回転、3回転とくるくる回るので痩せ型・小柄な体型の人が有利です。企業も体型に合わせて変わっていけば問題は起こらないのですが、複雑すぎて変われな企業不祥事いのが実情です。

それにしても歴史のある会社がかつての途上国の軍門に下るのは残念です。国際系列化の有様を密着取材したレポートをテレビで見たことがあります。

買収された側のお偉いさんが、買収した側のCEOのお姉さんのような、肩書きも定まっていない人物から、今までのやり方で躓いたのだから、これからは我々の方針で進めていただくという訓示を受けている光景は見るに耐えられないものがありました。

一時の成功に胡坐をかき開発途上国、下請け企業などと相手を軽く見る傲慢な気持ちがなかったでしょうか。周回遅れの企業に何ができると侮ってはいなかったでしょうか。

欧米の優れたところを見習って構築した民主国家システムは何であったのでしょう。制度疲労、システムの劣化に対応できない巨像の宿命でしょうか。

カメテレビ等で町工場が取り上げられつつありますが、一過性のようで長続きしません。得意としたものづくりはどこへ行くのでしょう。

ピラミッド型の組織は最良でしょうか。『親亀こければ皆こける』で良いのだろうか。

わが国には『よどんだ水は腐る』の教えは古くからあります。大任を任された方々には晩節を汚すことのないように掛け声だけの『コンプライアンス』に終わることのないことを祈っております。

カタクリの郷

観音の裾地球は巡る

今年も姫カタクリの便りが届きました。一年前に自分で書いた見慣れたハガキが季節到来を知らせてくれました。

カタクリの群生地は標高400mを超え、季節の歩みは平地よりだいぶ遅く感じられます。

途中、曹洞宗・古刹の山桜はまだ、咲いておりませんでした。100mで約0.6度、気温が下がるといわれていますが、2.4度はだいぶ寒く感じられました。

賑わい

例年ほどの賑わいがなく、落ち着いた雰囲気ながら、少し寂しいものが感じられました。列に並んで土産品を買うときは、katakuri2混み具合を恨みますが、閑散としていると寂しいなどと申します。

ちょうど、程よい生き方はなかなか難しいものです。

姫カタクリ愛好会の皆さんが育てた品のある花を観賞しました。12景を以下に載せます。

音楽:甘茶の音楽工房『まどろみの色彩』

 

曲線描画に新たな試み

歴史を振り返る

IT、宇宙技術など最先端テクノロジーがもてはやされていますが、その多くは何千年も前に芽生えていたと言っても大げさではないでしょう。円周率の詳細な値、日食・月食の周期などは、紀元前にはほとんど解明され権力者のカリスマ性アップに利用されたと言われています。

微分積分学はニュートンやライプニッツによって確立されたことは異論のないところでしょうが、何百年、何千年前にもその萌芽があったと推定されます。ただ、体系づけて公に認められるに至らなかっただけと言えるのではないかと思われます。

そこそこの作品

満足な完成度とはいきませんがそこそこのできに仕上がった作品を公開します。画像表示と音声が途切れることは解消されました。

開始ボタンをクリックすれば、様々な曲線が描画されます。

痒いところに手が届く

丸秘と角秘

世の中、安くて優れたものは少ないです。努力もなしに、金も出さずないものねだりじゃないですかと言われそうです。

丸秘丸秘という言葉があります。秘を〇で囲み外部に機密事項を漏らさないときに使います。はるか昔に、君らのは□で囲った角秘というのだ。丸秘は価値が高いもの、角秘は恥ずかしいものに適用するものだ言われました。

JavaScriptはソースコードから直に実行結果を得るものです。そのため、コードが丸見えになります。特許とかノウハウとか以前に、機密性が高くなくても今は公開したくないということがあります。そのときにも丸見えです。

その対策に、ソースコードの難読化、暗号化、ソースコードをコンパイルして実行コードのみを公開するなどの手法があります。ここで冒頭の痒いところに手が届くに戻ります。大金を用意すれば金額に見合ったものはありますが、なかなか気に入ったものは少ないのです。

この命題に取り組むきっかけになった動画を以下に掲げます。

問題点

快適にBGMを流しながら20ミリセカンドごとに曲線を更新してJavaScriptによる描画は違和感なく動作しました。その動画をデスクトップキャプチャーでビデオファイルに落としてビデオ出力すると動画や音楽が途切れます。改善が必要です。

electronというJavaScriptからEXEファイルを作るビルダーがありますが、ソースファイルを見えなくする目的には使えません。一般に、EXEという実行ファイルはテキスト形式のソースコードからコンパイルを経て作成され、単独で実行可能なものです。

electronで作成されるアプリケーションEXEファイルを実行するには、EXEファイルを作ったプロジェクト全ファイルが必要です。

諸条件をクリアする方法を探究しています。

リトル東京

文化の発信地

fashionファッションや新しい文化の発信は東京から行われることが多いように感じられます。それでも地方発の施策がたくさんありました。

ワンマン運転は大阪が最初と言われているので関西居住者もご安心ください。観光バスは別にして今日、バスと言えば車掌のいないワンマンバス一辺倒です。

今では、何もかも東京が一人勝ち状態のように感じられます。かつて、日本車がアメリカを始め、いたるところで世界を席巻したとき、時の中曽根総理が日本の右ハンドル方式を、「わざわざ先方の仕様に合わせて左ハンドルにするなどの努力結果です」と豪語しました。

東京の一人勝ちもそれに似ています。客商売なら荷物で両手がふさがっていても出入りできるように自動ドアにしたり、トイレを綺麗にする営業策を採りました。

かつては、欧米の先進技術や政策を逸早く見習ったものです。

 

電気の要らない自動ドア

AutoDoor成功例が全国に知れ渡ると『リトル東京』が地方にも出現しますが、必ずしも成功するわけではありません。

業者から薦められるままに、一日当たり数人の訪問者でも自動ドアにしたがります。

最近、電気仕掛けでなく自分の体重で開け閉めできる自動ドアが注目されています。

潤沢な予算に裏付けられた大都市を真似るのではなく、予算や利用者数に見合った規模にすることも重要です。

蛍光灯巨大な箱物が完成しても古くなって点滅するトイレの蛍光灯が交換されないまま放置されたり、駅前の立派なガラス張り建物なのに、和式便器というミスマッチもあります。

ある地方のコンビニで、電車の中吊り広告に新刊の週刊誌が出ているのに、前週の週刊誌を買わされたことがあります。生き馬の目を抜くという東京でなく地方で緊張感を強いられるのは辛いです。

地方ならではの施策

形だけ、東京方式を見習うのは危険です。役所の広報誌の連絡先には、郵便番号と市外局番を忘れないでください。また、地理不案内者のために、ナビゲーター入力用電話番号も欲しいところです。

市外局番なし

一般に、地方の居宅面積は都会のそれよりも広いです。高齢者にとって、再利用物をゴミ集積所まで持っていくのは骨です。

決められた曜日に、古新聞紙やダンボールを分別して玄関先に置いておくと業者が持っていってくれるほか、嵩(かさ)に見合ったトイレットペーパーと交換する業者がいます。

行政は再資源物の収集を業者に依頼し、残りを市の収入に入れるべく広報で古紙の提供を喧伝しますが、ゴミ集積所に運んだものを持っていくだけではメリットもなく至れり尽くせりの業者にはかなわないようです。

地方ならでは

東京に張り合うことなく生活者の立場から、一ひねりした地方ならではの施策が欲しいものです。