月別アーカイブ: 2018年4月

Japanese thirty big tourist spot game

日本名勝地30案内(Japanese scenic spot place 30 guide)

日本において、爽やかな季節を迎えています。この時期、『風かおる五月』と称し、一年のうちでも最も爽やかな気持ちのいい月の一つとされています。日本の名勝地30箇所を案内します。30の選定には、読売新聞創刊135周年を記念して選ばれた「平成百景」を基に筆者の好みを加味しています。

画面の左に、日本発祥の絵文字1100個余りを描画しました。お楽しみください。

日本にはこれといった鉱物資源はありませんが、くっきりとした四季に彩られた豊かな自然に恵まれています。日本の美しさを知るきっかけになれば幸いです。

A refreshing season is met in Japan. One over 1 calls “wind Kaoru Satsuki” this time, and it’s said to be one of the most refreshing pleasant months even over 1. 30 Japanese scenic spot places are shown. 135th anniversary of Yomiuri Shimbun first publication is commemorated in selection of 30 and writer’s taste is being seasoned based on chosen “Heisei hyakukei”.

About 1100 pictographs of Japanese origination were drawn to the left of a screen. Please enjoy yourself.

There are no mineral resources such as this in Japan, but it’s blessed with the abundant nature colored clear four seasons. I should be very much obliged if it be the trigger from which I learn about beauty of Japan.

遊び方(How to play)

退屈しのぎに、ルーレットゲームを用意しました。ラッキー番号を引き当てるとファンファーレが鳴り響きます。適宜、ご利用ください。

To kill time, a Roulette game was prepared. When the lucky number is won, a fanfare rings. Accordingly, please use it.

Japanese scenic spot place 30 guide

 

冠婚葬祭1万通り

百人百様

百人百様、10人十色、人それぞれ、その人次第などの言葉は人や場所には個性があり正解が一つだけでないことを言います。

声高にこれが標準と正解を押し付けるのは野暮の骨頂です。

これが冠婚葬祭となると軋轢を生むことがあります。

最近、身近なところで葬礼を体験しました。様々な思いを整理します。

長い過渡期

謡曲『敦盛』の一節「人間50年」は寿命が50年との意味ではないでしょうが、平均寿命が50年を超えてからそんなに経ってないように思えます。人が他界すると周りから葬祭により弔いをしてもらいます。

その弔い方が千変万化、数え切れないほどです。封建時代、近代化、民主化、高度成長を経て習慣が徐々に変化し今や長い過渡期に入っています。

野辺の送り

野辺の送りの言葉にあるように、かつては列を作って死者を埋葬地に送りました。仁徳天皇御陵やピラミッドに見るように、亡骸(なきがら)の弔い方は土葬から始まったと思われます。

土葬式埋葬は装飾品が含まれると墓荒らしが起きます。また、亡骸を埋め墓標を立てる一定の土地を持っていないと弔いができないので都市部では不都合なことが多くなって火葬に変わったきたと推測されます。

火葬では家族や友人・知人により骨を拾うことが大きなセレモニーになっています。

TV時代劇ドラマに「死して屍(しかばね)拾う者なし、隠密同心」というきめ台詞がありました。

現代流に翻訳すれば「君もしくは君のメンバーが捕らえられ、殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」ということです。

生存中の近親者に看取られながら心静かに骨になるのは死者の最後のステータスと言えます。故人にとって骨を拾ってもらえないことは心細く、これほど不本意で不名誉なことはありません。

儀式の振舞いに標準はあるのか

11月の中頃を過ぎると新年の祝いを控える喪中欠礼のお知らせが届き始めます。これについても厳密な規定があるわけではありません。12月27日ころ喪中欠礼のハガキが届いたことがありました。

新年を祝う賀状はすでに投函済みであり今頃になってからの連絡は困ったと思いつつ、詳細を読むと没日が12月25日とわかり自分の浅はかさを反省しました。亡くなる前から印刷所に依頼するなどの準備は難しいです。

ビジネスで新年の挨拶をする場合は法人と個人を区別することが多く、喪中に縛られることは少ないのが通例ですが、経営者が喪中期間ならば慶事や派手な行動が控えられることは想像に難くありません。

喪中期間のしきたりは明治7年に発布された太政官布告が基準になっています。それによると喪中期間は13ヶ月となっています。太陰暦のひと月は28日ですから13ヶ月は1年です。

忌中は50日間、49日の法要が過ぎると忌中明けです。法要は土日が都合よく、仏事であるのに慶事同様、該当日の直前の土日が最も多いようです。そこには日本人特有の柔軟性あるいはご都合主義が現れています。

太政官布告の思想にはお祝い事を控えるほか「財を分かたず」というしきたりが含まれています。大黒柱がなくなると財産争いが始まり、有力者が亡くなって力が衰えたばかりなのに仲間割れを起こし弱体化するのを避け、一年間は静かに過ごす内容になっています。

儀式の振舞いは他人から強要されるものではなく、本人の内心の発露が基本であり、標準はあり得ません。

冠婚葬祭に遭遇すると人格が変わりテンションが上がる人がいます。

お節介が過ぎる人には若い頃の生徒会、趣味の集い、青年団、自治会、会社活動、地域のリーダーとして体験した話を聞くとよいでしょう。

体験の少ない人は聞きかじりを針小棒大に話しをしたがり、経験豊富な人ほど節介を焼きません。

終わりに

天寿を全うしての七回忌の年忌法要などは故人が亡くなってから時間が経ち、平穏な時期に懐かしい面々に出会って故人の思い出話にふけるのは人間の落ち着いた流れの一つです。

冠婚葬祭も人の一生の営みのひとコマであり、平常心で事に当たることができたらありがたいことです。それには日ごろからの心掛けが大切です。

日ごろの怠慢・失態を一気に取り戻そうとするたくらみはなかなか成功しないものです。請われた時に適切なアドバイスをできる力を持ちたいです。

おめでたいことについては先に触れましたので、主に葬礼について常々、考えていたことをまとめてみました。

時代の流れに対応できるか

奨学金破産

最近、奨学金破産を聞くことが多くなっています。昔は働きながら勉学している人を苦学生などと呼んで一段低く見る傾向にあったように思われます。

今は奨学金を受けて大学等に通う学生は珍しくなく、就職試験時に学費負担者を問われることもありません。とりわけ奨学金授受が就職に不利になるという声は聞きません。

一方、奨学金を払いきれずに返済が滞り、親ともども破産に追い込まれる由々しき社会現象にまでなっています。

これまた労働力不足が事業継続に罅(ひび)が入るご時世に、奨学金返済に回せる収入が得られないのは残念です。正規社員でないので収入が低いのならば、国に政策としてしっかりした基盤を作ってもらいたいものです。

一方、奨学金を受ける側も親戚縁者からの入学祝いにいつまでも浮かれることなく、費用対効果を厳しく勘案して進路を決めるという人生設計が必要な時期に差し掛かっているようです。

生涯賃金

高い技能や技術・知識を身に付けたのに、それに見合う賃金が得られなければ割が合いません。

専門学校や大学教育にかけた費用を逐一、記録に残して目指すべきリターンとしての生涯賃金をはじき出すことが大切です。

それには成績やスポーツで実績を残す必要があります。ただ、ボーっと学生生活を送れば事が済むと思ってはなりません。マスコミも遅ればせながら警鐘を鳴らし始めました。

お金の掛けどころ

ある地方の話です。結婚式招待状を受けて祝儀額を決めるとき、招待者が結婚する本人か両親かで額が異なると聞きました。

昔は20代後半で結婚することが多く、本人が招待する場合は小規模の結婚式になりやすいのに対して、両親の場合は盛大な式になることが多いからと推測します。

招待する側では祝儀額に希望を述べることもできませんし、相手の風習に一々、文面を変更することもできません。

伝統的な土地柄では冠婚葬祭を一族の実力のバロメーターと考え千載一遇のチャンスと捉え大げさになりがちであり、今の実力や稼ぎに沿った催事にする考えは二の次になるようです。

対して、欧米からの影響もあって都市部や新しい考えを持つ家では、子女が20歳くらいまでは親が養育費を負担しますが、自立後は自分で働いて事をなし遂げる傾向にあります。

親に高額な教育費を負担してもらったのだから、卒業し就業後はすべて自己責任で賄うことを原則にしています。お金の掛けどころをどこに置くかはそれぞれです。どれが正解というわけではありません。

パワハラや移籍について

セクハラ・パワハラなど世間が騒がしくなっています。大昔はいざ知らず、新婚夫婦の私生活に関する卑猥な質問はセクハラです。警察官の部下に叱責を含む指導で拳銃による悲惨な結果になったケースもあります。時代に即した振舞いを身につけなければならないでしょう。

終身雇用は死語になりつつあります。日本のプロ野球で実績を積むと大リーグに進んで世界的な活躍に挑戦します。

20~30年前までは、球団を替えて移籍する選手は、わがままとか訳アリとか言われました。

移籍した選手に新天地で活躍されると元の上司が非難されたのです。だから、セリーグの選手はパに、パリーグの選手はセに移籍することが多く、移籍先で活躍してもリーグが違ったのでたまたま成功したのだと言い訳できるようにしていました。今ではセパ交流戦もあり、また、会社や球団を変えるのは極く普通になっています。

ブルータスにならないために

世の中、思い通りになることは少ないです。理不尽に憤慨して短慮は得策ではありません。

自分のことは棚上げし、シーザー、チンギスハーン、ナポレオン、聖徳太子、織田信長、徳川家康を超える弁舌で叱責・説教されたらひたすら耐えて受け流すしかありません。

長い歴史を見てもそのような人物は千年に数人です。大勢の人を長きにわたって従わせたり欺くことは至難です。そのうち、誰かが天罰を下してくれるでしょう。判定は時の氏神に任せましょう。

おわりに

生まれてこのかた20年も経つのに親から一度も怒られたことがない、公共交通機関やイベントの切符購入も親まかせで自分で買ったことがない若者は大勢います。

家庭で男が小の用をするとき、便座に腰かけてする人が多くなっていますが、駅や映画館などの大便用男性トイレは女性トイレほど数がありません。どちらにも対応できる適応力を養う必要があります。

「他人がしているから自分も」は危険です。自分に合った生き方が大切です。独自性に思いをはせてみました。

日本10景観光案内

日本10景案内ゲーム

探勝ゲームをさらに改訂しました。改良点を以下に表わします。文末に絵文字の表示例を挙げました。参考になれば幸いです。

改訂項目🌼
 絵文字 BLOSSOM:0x1f33c

  1. 時計のデジタル文字を大きくし見やすくした。
  2. 時計以外の文字も太字にしてくっきりにした。
  3. BGMを『天然の美』に変えた。
  4. 観光に関する絵文字・60種を追加した。
  5. 観光スポット画像をゆったりと描画するように改訂した。

デジタル時計として利用するには

当記事をデジタル時計として利用するには、音量を0にし、停止ボタンを押しルーレットの回転を止めて落ち着いた環境でお使いください。

詳しいゲームの使い方はプログラミングへのお誘いをご覧ください。

🍀 絵文字とユニコード

右に四つ葉のクローバー(0x1f340)の絵文字を表示します。unicodeで規格された絵文字の多くはコード65536(0x10000)以上のサロゲート文字(サロゲートペア)です。

サロゲートペアは3バイト以上だから複数回に分けて表示します。指定されたユニコードを表示するには、サロゲートペアかどうかを判定して以下のようなコードで表示されます。

絵文字描画関数の一例

function viewEmoji(){                     //絵文字描画関数
var k = emojiCount++ % sightSpot.length;
var u = sightSpot[k];                     //ユニコード
var v=u < 0x10000 ? String.fromCharCode(u) : surrogate(u);//サロゲートペアか判定
	document.getElementById("sight").innerHTML = v;
}
function surrogate(y){                    //16進5桁 -> サロゲート文字コード
  var x = y - 0x10000;
  var a = Math.floor(x / 0x400) + 0xD800; //上位サロゲート, Math.floor()で整数値に変換
  var b = x % 0x400 + 0xDC00;             //下位サロゲート
  var s = String.fromCharCode(a, b);      //Unicodeコード列を文字列に変換
  return s;
}

 

日本10景探勝ゲーム

改訂版・日本10景探勝ゲーム

探勝ゲームを改訂しました。主な改良点は景勝地の画像を大きくした点です。回転テーブルは小窓から一部のみ表示されます。

ゲームの使い方はプログラミングへのお誘いと同様です。参照していただきプログラミングへの熱い想いなども感じていただけたら幸いです。

新日本十景、自然豊かな観光立国を応援します。

 

プログラミングへのお誘い

はじめに

ここではプログラミングのお誘いについて語っています。小学校においてまもなくプログラミング教育がスタートします。その案内のために、興味の湧くゲーム作成を例題に取り上げています。



最後に、初歩から体系づけてプログラミングを学ぶための一案も示されています。それでは日本10景探勝ゲームを体験してください。

学校教育保護者の思い

学校教育に対する保護者の意識調査が朝日新聞ベネッセコーポレーションから発表されました。ベネッセコーポレーションは確か福武書店(ふくたけしょてん)が前身 だった気がします。

ある局のアナウンサーがふくぶしょてんと呼称し後で訂正したことを覚えています。教育に対する意識は少子化を反映して旧来とは異なる傾向が出ています。それらを基にブログとの関わりなどに触れてみたいと思います。

プログラミングへの考え方

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、先行してすでに予備実行されている小学校もあるようです。教育政策において「プログラミング教育を増やす」について、賛成が82.6%に達しています。「入試で思考力・判断力・表現力を重視する」の賛成が82.3%であることと考え合わせると、ただ、暗記する教育から思考力を重要視する内容が支持されてきています。

プログラミングに親しむ

楽しくプログラミングに接する一つの方法を示します。中学生でプロの棋士になったり世界的なピアノのコンクールに優勝する人もいます。ここに至るまで親に強制されて鍛錬したのではなく、楽しみながら研鑽を続けた結果と思われます。

当ブログでも楽しみながらプログラミングに興味を持ってもらえるようにゲームを取り入れて語っています。以下の例は脳トレゲームにより瞬発力と記憶力を養うゲームです。画像をクリックすると解説ページを参照することができます。

日本10景探勝ゲーム概要

このゲームはかつて述べたスピリチュアルゲームを発展させたものです。

国の旅行客誘致努力が実って外国からの旅行客がうなぎ上りです。

治安が安定していて自然豊かな我が国は魅力的な観光地がそろっています。

外国人旅行客を手厚くもてなし、そこから生まれる様々な産業の起爆剤となりえるインバウンド事業は資源の乏しい我が国にはうってつけです。

著名な景勝地にちなんだゲームを作成しました。選んだ日本10景はとりあえず頭に浮かんだ場所を挙げたに過ぎません。

日本10景探勝ゲーム遊び方

日本10景探勝ゲームの進め方

  1. 右下の▶startボタンをクリックする。
  2. 右下のボタンが⏹stopに切り替わり、ルーレット円盤が回転し始める。
  3. 右上のラッキーナンバーを確認し、この番号を引き当てればウィナー。
  4. 頃合いをみて⏹stopボタンをクリックし回転を止める。
  5. 上部⇩の直下が引き当てた番号になり、▶startボタンの上に表示。
  6. ⇦と⇨ボタンの上にカーソルを置きルーレット円盤の回転速度を変更。
  7. 次の行の音量調整ボタンで音量可変。
  8. 0になるまで小音にカーソルを置き続ければ無音になる。
  9. 変更ボタンはクリックせず、カーソルを乗せている間、連続有効。
  10. ラッキーナンバーを引き当てれば、派手なファンファーレが鳴り響く。
  11. 当たりファンファーレは複数存在。
  12. 適切な速度や音量にて何度でもゲームを再開できる。
  13. 中央には日本の代表的景勝地画像が切り替え描画される。
  14. 左下はデジタル時計である。

 

日本10景探勝ゲーム

プログラミング解説書について

上の例題は高い機能を有し、日本の観光地を親しみ深く理解いただけるように配慮されています。これを実現するにはプログラミングについてある程度の知識を要しますが、開発のための機材などを準備することなく、誰でもエディタの扱いができれば作成できることをアピールするために用意しました。

例題はJavaScriptで記述されています。プログラミングを最初に教わるときは世界のみなさん、こんにちは!を表示させることが多いです。JavaScriptではこの文面を用意するだけでよいのです。printfなどを指定することはありません。だから、始めやすいと言えましょう。これについては自由研究のはじめ4に詳説しています。

初歩から少しずつ高度な表現までを試みたいときには手前みそになりますが、動作させながらゼロから学べるJavaScriptを紐解いてください。パソコン、スマホ、キンドルにて読むことができます。簡単な例題から徐々に高度な例題を動作できるように記述されています。年度の始まりに新しい挑戦を試みられてはいかがでしょう。

おわりに

習い事はブームや見栄で始めるものではありません。「芸は身を助ける」と言います。先んずれば人を制すという言葉がありますが、大げさに考えずに必要があったら、興味を抱いたら踏み出してみましょう。

 

地名人名の不思議

駅員も悩む

旅をすると非日常の体験をすることがあります。そのなかで地名の読み方で困ることがあります。

一度、旅先で大地震に出会い、行き先変更を余儀なくされ、特急券等の再発行を申し込んだところ、駅員が難読駅名を読めず済まなそうな顔で依頼者に教えてもらっている光景を見かけたことがありました。

漢字のひとつずつを変換して駅名を漢字で表現する変換方式をサポートしていない発券システムだったのでしょうか。及位(のぞき)ならば、及第を表示させ一文字戻して消去し、次に位置を出し直前の字を消して及位を表示させます。

読み方が分からなくても最低限の業務をこなすことができそうです。切符の地名に指を指してこれで問題ないでしょうかと念を押しましょう。

地名や人名の読み方

地名や人名の読み方は難しいものです。当て字、訛り、こじつけ、頓知などで通常の読み方でないものが数多くあります。同じ漢字でも読み方が異なることもあり、暗記するほかないようです。

名字としての水上の読み方はおおむね2通り考えられます。みなかみみずかみでしょう。東海林は全国的に、しょうじの読み方が多いようですがとうかいりんと素直に呼ぶ地方もあります。小中学校は狭い地区から集まりますが、高校になると広範囲です。すると同じクラスに両方混在し混乱することがあります。

振り仮名について

振り仮名は漢字の読み方を限定するものです。縦書きならば多くは漢字の横に小さめのひらがなで振ります。和泉という名字に振る場合、2文字でいずみと均等割り付けになるでしょう。

HTMLは英語圏の人々が先行して決めたものでしょうか、振り仮名の規約はまだのようです。例において、鬼首、馬鹿、廻り道は小刻みに振り仮名を振ります。その他では全体に均等割り付けします。

名前の漢字

名前に用いる漢字も一つの読みに何種類も存在します。

高橋、髙橋や渡辺、渡邊、渡邉、斉藤、斎藤、齋藤と多彩です。高橋、渡辺、斉藤で勘弁してもらうことがあります。

縦書きによる振り仮名

HTMLでは縦書きのAPIが公開されており、一字ずつあるいは全体に均等割りで難読字に振り仮名を付けることができます。それを以下に挙げます。鬼首、及位、馬鹿のわずかな違いを見逃さないでください。

和寒わっさむ
えぶり
おにこうべ
及位のぞき
石動いするぎ
一口いもあらい
穴太あのう
放出はなてん
特牛こっとい
凹清水へこしみず
文殊四郎もんじゅしろう
恋中こいなか
ちかき
つなし
先生せんじょう
夫婦岩みょうといわ
一本槍いっぽんやり
鹿しか
まわみち
勘解由小路かでのこうじ
難読地名 難読苗字 ©TacM,2018 Ver0.01

おわりに

『NHK 人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!』は楽しめる番組です。名前にまつわるエピソードは限りなく存在します。

相撲の関取に正代(しょうだい)がいますが正代(まさよ)さんという女性も大勢おります。まさよさんが正代家に嫁いだら正代正代となりややこしいと考えていましたが正代の実家で実際にある話のようです。

上例は姓名がまったく同じ漢字でしたが、姓名で同じ発音の人名が存在します。馳錠さんが城花子さんと恋をしてお婿さんに入ったら城錠(じょうじょう)になります。フルネームの問い合わせに「上の名前はわかりましたので下の名前をお願いします」と言われそうです。

もうひとつおまけに、先生(せんじょう)さんの職業が教師ならば先生先生になります。

旅と地名、人名について、感想を記しました。

雑感2018年度はじまり

2018年度の始まりに当たり

年の括りは1月1日から始まりますが、行政会計などは4月1日から始まりその1年を事業年度または年度と呼称します。新しい年度が始まりました。思っていることを連ねてみます。

かつて、文章は手書きが主でした。近年は筆、鉛筆、万年筆、ボールペンなどで縦書きか横書きで紙に書くことが一般的で、パソコンやスマホの普及によって電子表現が大勢を占めるように変わっています。そうすると従来の約束事に縛られることに不都合をきたしています。

以前は原稿用紙に書くことを前提にしていましたので、段落(paragragh)の始まりには空白1文字を置くのが原則でしたが、今では英語の文章のように空白行の後、次の行の先頭から書くことが多くなっています。

日本では和洋折衷の言葉に代表されるように、外からの文化を取り入れながらも古くからの独自文化を残しています。電子機器がこれほど普及したのに、わざわざ手書きもないもんだとの考えには簡単に与(くみ)することはできませんが、手書きの良さはひとまず置いておきます。

電子表現は過去の文例の再利用や多くの人に迅速に低額で伝えることができます。テレビ番組や新聞の投書にもワープロを用いて紙に印刷したものや電子媒体そのものを送ることが多くなっています。

ワープロによる表現は千変万化ですが、段落は1行の空白を置く人が多いようです。先頭に1字の空白では物足りません。

行間が狭く脇に振り仮名を付けることもままならず、難読地名の振り仮名は及位(のぞき)のように同一行になります。

右の例は超難読名前の例です。同一行に振り仮名を振る方法では不十分です。2行にすれば複数字全体での読み方であることが明らかになります。

今は、和文を電子表現する長~い実験期なのです。そろそろ、戦国時代は終わりにして統一の時期に至っているのではないでしょうか。

標準・共通・基本など

和文を電子表現するデファクトスタンダード(市場の力関係などで決まる事実上の標準)に成功した例はないのではないでしょうか。ワードやエクセルなどのツールは有料であり1つの企業が開発したものです。これが無料ならばデファクトスタンダードとなったことでしょう。

左揃え

一方、世界中の利用者が知恵を絞って規約化したHTMLは無料です。段落表現にparagraghを意味するpタグ(要素)があり、先頭に1字の空白ではなく空白行を置くことになっています。

左揃えと中央揃え

ワードやエクセルには左揃えや中央揃えがあり、なんとかの一つ覚えのごとく、歌の歌詞なども中央揃えをする人がいます。案内状や議事録を作るにはエクセルよりワードを使ってもらいたいものです。

次の中央揃えの例は読みやすいとは言えません。

中央揃え

履歴書の特技欄などのワードやエクセルの操作に熟達も違和感を抱きます。

「トヨタカローラ運転可、日産ブルーバード運転できます」などの表現は「運転免許証所有」が一般的な表現です。

車運転技能において特定の車種を挙げるのはおかしく、先の例ではワープロソフト・表計算ソフトを習熟などの表現が望ましいのではないのだろうか。

さいごに

段落について思いを語りました。連綿と続いてきた日本古来の文化を特定のシステムメーカーに決められるのはいかがなものでしょう。新しいものが現れて群雄割拠だったり、混戦模様の場合には規格などを統一せず、流れに任せることが大切とも言われています。あれこれ悩まずとも自然に読みやすい表現に落ち着くことでしょう。