日別アーカイブ: 2018-11-10

将棋棋譜を再生する

将棋棋譜の自動再生とは

本作品は将棋の棋譜を読んで再生するプレーヤーです。このところ、藤井聡太七段の活躍などがあって将棋愛好者がうなぎのぼりに増えています。なかでも若い女性が急増しており、カープ女子や刀剣愛好家などに代表されるように男性顔負けの様子は頼もしいのひとことです。

これにはコンピュータ将棋が一役買っていると思われます。当方では人間に対抗するソフトはまだ、ハードルが高いと考えKIF仕様の棋譜を読んで画面上に一手一手操作を加えることなく再生していくJavaScriptによるプレーヤーを作ってみました。

直接の開発動機

ちょっと前に、自動マガジンリーダーに挑戦しました。数百ページにおよぶ電子本をパラパラ読みにて素早く内容をつかむようにする立ち読み専用のリーダーです。ページ数が多くなるとページをめくる操作がおっくうです。

これに似たずぼらな将棋ファン向けに、棋譜、読込みスピードを最初に指定して最後まで自動的に一手ごとの操作なしに画面上に再現するものです。

操作方法

  1. まず、棋譜(今はKIFのみ確認)を読む。ファイルを選択する。
  2. 棋譜を用意できなければ研究1研究2研究3をクリックする。
  3. 次に1手ごとの着手間隔をミリ秒単位で入力する。
  4. 試合開始をクリックする。

考察

棋譜の書式には数種類あり、わかりやすいKIF方式を採用しています。自動再生プレーヤーは何が利点かと問われると詰まってしまいますが、寝転んで観たり、手が不自由な方への朗報となるでしょう。

また、将来、まばたきや声、ジェスチャーによる着手指示への応用にすることができるでしょう。

途中で進行速度を変化することも可能ですが、スムースな操作ではありません。ここらあたりは課題として残っています。

将棋の技量向上には自分より上級者の着手を研究することです。対戦相手がいない場合は一人で技を磨き、にっくき将棋敵きをぎゃふんと言わせましょう。

将棋棋譜自動再生

改訂記録

  1. メニューを小変更。