日別アーカイブ: 2018-11-27

因果応報

情けは人のためならず

正しい、正義と思ってしたことでも、やがてはしっぺ返しとなって自分の身に起きてしまうのだろうか。

日本の高度成長期が終わって企業縮小の命題を担って人員整理の大役を仰せつかった人は多いでしょう。この役を好んで引き受ける人は少ないと思われます。

上層部の意を受けて果敢な策、老獪な策を用いて事を成し遂げた人の行く末は様々です。

トップに上り詰めた人、サケが遡上して世代交代を終え最後を全うするかのように静かに去っていく人、百人百様です。

「人には優しく情けを掛けなさい、そうすればやがて自分の身に返ってきますよ」と言い伝えられています。

最近の経済界のびっくりニュースを見ていると、どんなに功労があった人でも組織のひとコマには変わりないようです。

人は権力を握ると長く留まりたがります。淀んだ水は腐るのが常です。

自分しかできない、自分こそがその任にふさわしいと思うことと、今の地位を失った時の不安が増殖して正常判断から遠のいてしまうのだろう。

西洋思想で組織を立て直した後には東洋思想のわび・さびに浸るのも一つの過ごし方ではないでしょうか。

過ちては改むるに憚ること勿れ

毎度、毎度、権力闘争や会社の不祥事がニュースになって、お偉いさんが頭を下げています。

それは過ちというよりは、かつては許されていたことがだんだん許されなくなってきたのに放置したことへの非難だと考えます。

外国の一流ホテル従業員が蛇口や洗面器を拭いた雑巾や自分の作業着で食器を拭いている動画が公開されています。

世界の片隅ではこういうことをしている地区はあると思われます。長年住んでいた所から今の職場にきて、社員教育も受けずに職場を任されたらそのような振舞いになるでしょう。

ものを拭く雑巾、ふきん、ナプキン、タオル、ハンカチの使い方を教えなければなりません。

宿泊客が怪しい行為をチラッと見て隠しカメラを仕掛けて証拠写真を撮ったと報道されていました。

「天網恢恢疎にして漏らさず」、気を付けたいです。変化するスピードに対応しないと大衆の前で頭を下げることになります。時にはスピードの他に加速度にも気配りするとより効果的です。