日別アーカイブ: 2019-02-14

梅一輪

厳寒から三寒四温に

寒い寒いと言いつつ、鍋を囲む間もなく立春が過ぎ去りました。シベリア寒気団の勢力が小さくなり、空から降る雪が雨に替わる頃とされる『雨水』もすぐそこまで来ています。

歳時記には、梅が咲きうぐいすの鳴き声が聞こえ始める頃とありますが、うぐいすの初鳴きはまだ体験していません。

梅といえば菅原道真を祀った天満宮を思い浮かべます。五弁の花をかたどった図案が有名です。梅は花の美しさでは桜にトップの座を譲り、果実では桃などの後塵を排していますが、健康に役立つ果実として脚光を浴びています。

梅を詠った和歌を万葉集に見つけました。ものづくり筆耕の精神に鑑みて、ちょっぴり高級な動きを含む和歌を表現します。開始ボタンをクリックして、隠し技をゆっくりお楽しみください。

開始
参照音楽:DOVA-SYNDROME
『sunny side up』
©TacM,2019 Ver0.02

うめはな
  らまくしみ
    その
たけはやし
  うぐいすくも
  万葉集-巻五雑歌(八二四)少監しょうけん阿氏奥嶋あじのおきしま
【現代語訳】
梅の花の散ることを心残りに思って
われらの庭の竹林に鶯が来て鳴いている。