日別アーカイブ: 2019-02-19

アメダス雨量計測システム

アメダスとは

アメダス(AMeDAS:Automated Meteorological Data Acquisition System)は自動気象データ収集システムです。日本国内にある千数百か所に設置された無人の観測施設で地域の気象を観測しています。アメダスの言葉から主に雨に関する測量と思いきや雨に特化した測量ではないようです。

仕組みに注目するとき転倒ますに雨が流れるとシーソーのようにかわるがわる左右に揺れます。一定時間の揺れ回数をカウントして雨量を測定します。雨量が多ければ揺れ回数が大きくなります。

TAKEX来客カウンター

桝が揺れる回数は道路上やイベント会場を通過する人数をカウントする仕組みを応用しました。

猫が横切るだけで点灯する防犯灯がリーズナブル価格で販売されています。カウントされるとき、ブルートゥースか無線LANで中継機器に送信できる装置が望まれます。

ここでは遊び心から転倒ます型雨量計の原理を画像で再現しました。再度の動作はリロードしてください。

アメダス雨量計測システムの原理

雨量を測るには時間を決めて計量バケツ何杯ぶんとするのはごく一般的です。それを無人化して自動的に計測値を送信しています。雨水が桝に流れて溜まると回転体の重心が外側に移動して回転し雨水が放出され、今度は反対側の桝に雨水が溜まり始めます。すると次は逆回転し繰り返し動作になります。

以下の動作原理解説図面はSVG(Scalable Vector Graphics)を用いて記述されています。再実行で雨が思うように降らなくなった場合はCTRL+F5を押してください。

 

©TacM,2019 Ver0.02 0

終わりに

原理の動作は自動制御ですが、回転体の桝に雨水が溜まり回転するに足るエネルギーが蓄積されたとき回転が始まる正式版ではありません。

ワンマンバスで乗客が次に降りますボタンを押すと次に停車しますという表示が即刻、出る仕組みに似ています。乗客の押した行為で点灯しています。

本来は、バスを停車させる運転手が次に降りる乗客がいることを自ら確認して次に停車ランプを点灯させるのが正式なシステムといえるでしょう。

今回は雨量計測システムの原理が主たる目的であり制御を含めた正式版は別の機会になります。