日別アーカイブ: 2019-09-09

ビンゴカードの作り方2

当ブログのスタンス

当ブログでは電子福引き器への応用万華鏡と万葉を彩る恋歌などユニークなゲームを発表してきましたが、完成されたゲームそのものよりもゲームの作り方に重きをおいてきました。

ビンゴゲームについてもグループの懇親会で即、使えそうなゲームではありません。

本格的なビンゴゲームを設計、開発するための指針を語っています。

今回は一人ビンゴゲームのような雰囲気に近く、コンピューターが作り出したビンゴカードを、ビンゴマシンに見立てた乱数生成器によって確定されたビンゴ番号がリーチ、ビンゴ状態になるのを見届けるゲームです。

前回に述べましたが、如何にビンゴカードを作るか、そして、リーチ・ビンゴ状態を如何に把握するかに腐心しています。

ビンゴカードの作り方のおさらい

ビンゴマシンに直接、触ったことはありませんが想像で話を進めます。

ビンゴマシンも様々な形態があるようですが、ここでは左上の図のような籠に右図に示したような1~75の番号が付いているボールを入れて回転させ、ビンゴ番号を決定する仕組みを電子的に実現させます。

一度、出目として出たボールは二度と使われることがないため、ゲームが収束方向に向かいやすくなります。

並びのステータスの監視

ビンゴカードの作り方に加えて重要なのが、並びのリーチ、ビンゴ状態の把握です。並びは縦5組、横5組、斜め2組の合計12組を制御します。

一つのボールは縦と横の最低2組に関与し、左たすき掛けと右たすき掛けのどちらかを加えた3組、両たすき掛けを加えた4組まで存在します。

もっとも高い景品が期待されるのは、N列、三行、左たすき掛け、右たすき掛けが同時にリーチ状態で最後のど真ん中のN列三行にヒットすれば、シングル、ダブル、トリプルを超えてクアドラプルのビンゴ完成です。こうなれば2倍、4倍、8倍返しの褒賞になることでしょう。

今回は、複雑さを解消するためにシングルビンゴの完成でゲーム終了としています。これまでの原理を理解すれば、最終仕様を実現することは難しくないでしょう。

ビンゴゲーム理解のために

本格的なビンゴゲームを作成するために、自動的にシミュレーション動作を行うゲームを取り上げます。ビンゴボールの集まりをクリックしてスタートです。ビンゴの完成でゲームは終了します。リーチとビンゴのできごとを音声でアナウンスします。

🍀動作の説明

  1. ビンゴボール集団画像をクリックするとビンゴ番号が2秒間隔で確定していきます。この画像は次のクリックまで回転し続け、回転後のクリックで停止し動作は中断し再度のクリックでゲームは継続します。
  2. ビンゴ番号がビンゴカードの中にあればヒットになり該当する組の通算回数をカウントアップしピッという確定音が鳴ります。ヒットしたボールの色がシアンから薄い赤に変化しビンゴカードに穴をあけた状態に変化します。
  3. ビンゴカードの中に無ければポッという音が鳴るだけです。この状態が何度も繰り返されることがありますが、実際は複数のカードを対象にするので本番ではもっと少ない回数になるので問題はないでしょう。
  4. ヒットして、縦横斜めの該当する組が通算回数4回のとき、該当組み名とリーチが表示・アナウンスされます。
  5. 次にビンゴ番号が更新されたら同様にヒットの確認が行われてビンゴ完成ではおめでとうと祝福のアナウンスが流れます。
  6. リーチが起きた順にビンゴが完成するとは限りません。
  7. ひとつの番号が複数の組に関与している場合、リーチやビンゴが重複することがありますが、前述のとおり、ひとつに省略しています。

次回の予定

次回は内部動作を把握できるような機能を付けてみます。