日別アーカイブ: 2021-03-02

記録を残すには

ドライブレコーダーの利用

この頃、いろんな事件や犯罪が目立ちます。交通事故において接触事故では事故の責任程度で両者間の保証等が違ってきます。

そのため、ドライブレコーダーの設置が一般化してきました。

あおり運転で生命を失う事件も発生しており、明白な証拠を残すことが大切です。

事実を証明する資料

不在証明は現場にいなかったことを証明するものであり、領収書は支払ったことの証(あかし)を受け取り側が証明するものです。メールの送受信記録は回答したことや通知した証明に使うことができます。

郵便でやり取りした案件が行き詰って音沙汰がないので先方に電話したところ、メール(電子メール、Eメール)で昨夜、回答したとの電話説明があり、あわててメールを開くと先方のいうとおりという体験をしたことがあります。

電子媒体は主張を裏付けます。自分で用意したメールのツールを使って商品の購入や取り消しをした場合はメールの送受信記録が残っていることが多いです。かなり古いものはわかりません。いつも使っている電子機器のメール保存状態を把握しておくと訴訟に役立つでしょう。

安心感のある方策

購入したチケットは解約による払い戻しには応じないのが通例です。2020オリンピックのチケットにもその旨が記載されていました。ただ、主催者側都合で状況が変わる時には別のようです。2020オリンピックマラソン競技が札幌開催を受けて有料観賞が取りやめになったことにより、全額を払い戻してもらいました。コロナで公演が中止になった場合も返金してもらいましたが、手続きに差がありました。

前者の場合は、メールで払い戻しを申し込み入場券(相当品)を郵便局に持ち込んで返金してもらいましたが、公演中止の払い戻しでは入場券を送付到着後に返金するとの手続きで信用してよいものか大いに悩みました。

封筒に公演チケットを半分入れた写真を撮って証拠物件を残し手続きをしたところ、きちんと返金してもらい写真を使うことなく胸をなでおろしました。

メールに記録されない操作を証拠に残す方法

通販で商品を購入する、会員になって定期的に専門的な情報を受ける時には主催社側が提供するツールを使います。

この時、申し込み情報の記録を残さないものが存在します。

あとで様々なオプションが付加されたように感じてもあやふやな場合は主催者との交渉に不安が生じます。

このような場合、送信データに誤りがないか確認する左のような画面がどのツールでも現れます。この画面を「スクリーンショット」で保存する方法を以下に示します。

スクリーンショットを「ピクチャ」に保存

Windows10において画面ハードコピーの方法があります。主催社に送信する直前の画面が出現したとき、「Windows」キーと「PrintScreen」キーを同時に押します。するとWindowsの「ピクチャ」フォルダー内の「スクリーンショット」フォルダーにPNG形式の画像ファイルが保存されます。

ファイル名は「スクリーンショット (1).png」になります。括弧は共に半角で左括弧の前には半角スペースが付きます。数字は順次、1ずつ上がっていきます。

このように最終送信画面を保存しておけば、後に確認するときに非常に役立つことでしょう。「Windows」キーと「PrintScreen」キーを同時に押すだけで自動的に保存されるのでわずらわしさを軽減できるでしょう。ファイル数が増えると管理することが困難になるので、ファイル名の変更やサブフォルダーへ振り分けることを忘れてはなりません。

自己防衛を強化する

専門的な操作を必要とするとき、先方に不備があっても証拠が残っていないときには、けむに巻かれて「臍を噛む」「悔しさを嚙みしめる」思いをさせられます。

そのときの対抗策は自分でしておかなければなりません。自社に都合悪い情報は残しにくいです。その対策に自分で保存しておきましょう。