分断の時代

歴史は繰り返す

過去に起きたことをほじくり返して何になるとの暴論があります。「奴隷制度の基盤に裏付けられた古代ローマ時代の歴史を研究しても何も得られない」と発言する人もいます。一理もないとは言えませんが、その考えに与することはできません。

歴史は勝者が作る、歴史は女がつくる、歴史は夜に作られる…など名言、迷言が飛び交っています。過ちが性懲りもなく繰り返されます。過去を顧みることは必要でしょう。そもそも、「歴史は繰り返す」という言葉は、古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉です。

分断とは

分断とはつながっているものが切れ切れに分かれることです。「土砂崩れで鉄道○○線が分断されました」などと報道されます。国の内外を問わず、たびたび、使われるようになりました。

保育園を新設しようとすると、周辺の住民から園児の騒音がうるさいと建設反対が沸き上がります。新幹線に乗った時、突然、奇声が聞こえてきました。声の発生者は10代の後半の年齢と感じましたが、両親が迷惑をおかけしましたとの雰囲気を示されたので、障がい者とすぐ分かり、周りは平穏を取り戻しました。

子育てしながら親戚の家を訪問したとき、泣き始めた赤ん坊を見て、うるさいことには耐えられないと、こちらが犯罪を犯しているような態度を取られたことがありました。はるか昔に子育てを終え、かつての体験をすっかり忘れているのです。このようなことを以前は、世代間のギャップなどと呼んでいましたが、今、世代間の分断と呼ばれるとビクッとします。

移住者のことを古くは疎開者(そかいもの)と言ったそうです。何をもって新参者、古株と判断するのか。「3代続いて江戸っ子」、約100年が最低の基準でしょうか。

人は皆、疎開者なのですが、わずかの差で差別したがります。かつては「衣食足りて礼節を知る」でしたが、今は「衣食足りて、猶、礼節を知らず」です。

移住といっても、日本4島がアメリカのカルフォルニア州にすっぽり入ることを考えれば、大きな目でみると日本ではわずかな移動なのです。

「目くそ鼻くそを笑う」、「五十歩百歩」、「井の中の蛙」、「どっこいどっこい」…など、似たようなことわざがたくさんあります。

排外主義は世界的な流れでしょうか。

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