知恵を出して楽しい老後を

金は天下の回りもの

あり余るほどの大金を手にしたことがないのではっきりはわかりませんが、お金にはこれで十分という額はないようです。

100を手に入れたら次は1000、10000とその額は膨れ上がります。だから、「幸せは自分の心にある」と言われるのでしょう。

欲に取りつかれた飽くなき追及者を金の亡者(かねのもうじゃ)と呼びます。

世の中の流れを読めない頃は、お金がなくなるとオタオタしたものです。景気というほどでなくとも経済の動きにはうねりが付き物で金回りが悪くなったらカメが自分の殻に閉じこもるようにじっと耐えれば何とかなるということがわかってきました。

まさに「金は天下の回りもの」を実感しました。お金があってもなくてもストレスは溜まります。お金がない時の処世術のひとつを公開します。

充電期間

大抵、仕事がない時は時間がたっぷりあります。当初、このような場合、次の仕事を探すために営業活動をしましたが、世の中の流れが縮小方向にあるのでにっちもさっちもいきません。仕事にありつけた時は景気回復直前の時期というありさまです。このことは営業活動をしてもしなくても大差なかったということです。

これを何度か体験すると何をすべきがわかってきます。経済の動きが鈍くなりかけたら、経費削減して冬眠の準備に入ります。

冬眠とは何の仕事もしないで精神的・肉体的な充電をすることです。

巷には、趣味などには一切、時間を割けないほど多忙な業種があります。毎日、毎日、同業者としか会話を交わすこともなく、自己研鑽に費やす時間がないような業界に次世代を背負う人材は育ちにくいです。

予算ゼロの文化・経済活動

夜な夜なネオンの下の妖艶な雰囲気にフタをして予算をかけずに外に出てみましょう。新聞、ラジオ、広報などにくまなく目を通すと巷には、色とりどりのイベントが催されていることがわかります。

映画の試写会は一般公開のかなり前に開催されます。映画には知名度アップを期して県や市、特定企業が協賛することあり、往復はがきで市役所などが参加者を公募しています。これに申し込むとかなり高い率で当選します。

訳アリ品を安く買うこととは異なり、品質同等のものを数か月前に鑑賞することができます。市制執行50周年記念、大学設立120年記念などのイベントに、将来のノーベル賞候補者を呼ぶこともあります。

大学の講演会場は現役学生や卒業生優先でそれ以外は隣の建物に案内され、大型モニタによる観覧でしたがその後、講演者が10年もたたずにノーベル賞を受賞したのには驚きました。

『万葉集を詠む』という男女共同参画セミナーの案内に出会いました。令和時代に突入し万葉ブームです。講師はある大学の助教で参加費は100円となっています。チェックマークをつけて記録されました。チラシの名目は立派でも内実、宗教や保険の勧誘のときもありますので、参加される場合は慎重になさってください。

探せばユニークなイベントはたくさんあります。一人二人では無理でしょうが、ビール工場を見学するとジョッキ3杯までは無料で試飲できます。また、手土産をくれる企業もあります。町内会の懇親バス旅行などに利用することができます。

さいごに

公的機関のイベント企画を手伝ったことがあります。参加費が無料でも一定数集まらないと企画側が痛手を被ります。次回から予算が大幅に削られたり中止、消滅することがあります。主催者側が参加者を粗末に扱ってなんとする!参加者があってこそなんぼのイベントです。

完全介護を謳った理想的な施設でも経営が思わしくなくなり、契約時の約束を守れなくなったニュースが聞こえてきます。詐欺的な行為ですが責任者が逃亡したりすると利用者が泣きを見ます。

健康寿命が本来の寿命と大差ないような生き方をしたいものです。

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