不測の事態に備える

君子危うきに近寄らず

世の中、成功率100%でなければ動きませんという方針で行動する人がいる一方、可能性が少しでもあれば挑戦する人もいます。ハイリクスハイリターンという言葉があるように危険と安楽は背中合わせです。先代から有り余るほどの資産を受け継いでいれば安全第一ですがそうでない人がほとんどでしょう。

ビル建設中の工事現場から物が落ちて下を歩いて人に当たり怪我や死亡にいたる事故が起きています。公共交通機関といえども完全無欠とは言い難く航空機墜落事故、列車脱線衝突事故などあとを絶ちません。

極端に安全を考えると近くの病院に出かけるにも装甲車のような車を用意しなければならないでしょう。対策には限度があり、極端な対応は現実的ではありません。

これらは住宅地でも起こりうる可能性があります。通常の生活パターンではありませんが、クレーン車を格納している工事会社の側を通ることがあります。

クレーン車は余裕をもって自社の敷地内に納まっていますが、地震や強風のあおりで倒壊が起きれば公道にはみだし危害を加えることになるでしょう。

中国のことわざに杞憂があります。それに似た心配といわれそうですが起こりえない事態ではありません。

クレーンのアームが横になっても自社敷地内に納まるようにしてもらいたいと思いながら小走りに通り過ぎるようにしています。

45度の二等辺三角形の斜辺は直角辺の1.4142倍です。あと50%奥まって収納していただけたらかなり安心です。

大深度地下利用でも地盤沈下という不測の事態が起きています。1000年に一度の地震はあと900年は起きないとは限りません。そんな保証はどこにもないのです。他人を動かすことは容易ではありません。自ら動くには『君子危うきに近寄らず』でしょうか。

コメントを残す

下記項目は必須ですがメールアドレスは公開されません。名前はニックネームをお使いください。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください