法律の近傍について

性善説

かつて許されていたことが時間が経過して許されなくなったということが多々あります。ひたすら子育てにまい進し、余裕が出たら夫婦間がぎくしゃくしたという話があります。受忍限度が周りの状況により変化したからでしょう。

信用信頼大企業や地方行政トップ、不動産会社のコンシェルジュなどで信頼関係が揺らぎ、性善説では説明がつかないです。

信用・信頼関係を基本にしている主なる職業に、鍵屋さん、不動産オーナー、郵便配達人、先生、警察官、お坊さん、住宅建設業者、宅配業者、ホテル従業員などです。

ホテルでは従業員が合鍵で室内に自由に出入りできるのですから、ホテルを信用するしかありません。

全幅の信頼をおくと簡単に言いますが、かつて戦前の軍事作戦で退却を転進、その後の報道で敗戦記念日を終戦記念日と言い換えたように権威筋を全面的に信頼することは危ないです。

どこまで信用するか

eastereggどこまで信用するかは各人により差があります。従業員の国庫納付保険料などは会社を信用して被雇用者がいちいち監視するようなことはありませんが、その間隙をついてそのお金を運転資金に回し、挙句に倒産になった会社は多くあります。

組織内部に隠しカメラ・マイクを持ち込んで仲間を監視するわけにはいきません。疑心暗鬼が蔓延したらその組織は崩壊が近いです。

リベンジ合戦

かつて良好な関係にあった者同士が疎遠になり、ののしりあう光景は見たくありません。そればかりでなく、SNSで個人を間接的に特定しての非難合戦は悲惨です。口喧嘩ですと録音でもしない限り、詳細が残ることはありませんが、メールなどでは証拠物件として残ります。

りべんじ合戦

配達証明、内容証明郵便は将来の裁判などを考慮して出すものですが、メールやSNSはそれに近い効果が知らず知らずのうちに醸し出していることを忘れないでほしいです。

専門知識の悪用

職業上知り得た知識や専門知識を悪用すると罪状が重くなると言われています。空手の有段者やボクシング選手が傷害事件を起こしたり、警察官が捜査情報を悪用したり、システム設計者が機密情報を流用する、プロジェクト統括公務員によるインサイダー取引きをすると一般人よりも重い罪にとわれます。

新たな時代ひと昔も前のドラマで病院関係者と葬儀社が病死情報を巡って結託するドラマがありました。

時代劇で腕は良いがモラルに欠ける大工が、目立たない塀の特定場所に秘密の仕掛けを作っておいて、後日にその仕掛けを使って泥棒に入るという筋立てです。その他、直接に手をくださず、家屋の見取り図を盗賊に売るという不法行為もありました。

天網恢恢疎にして漏らさず

法令順守現代版では、上司と部下が対立しパワーハラスメントを受けて部下が会社を辞める際に、後日、いつでも上司への働きかけが可能なように巧妙な仕掛けを作っておいたという話題を耳にしました。

その手法はコンピューター版イースターエッグというものです。あることないことをかつての部下のせいにして逃げ切ったと思っていると何年も過ぎたころ思わぬリベンジに会うかもしれません。

法隆寺落書き法隆寺の天井裏から建立後、数百年も経って落書きが見つかりました。上司から無理難題を吹きかけられた大工さんが書いたらしいです。

リベンジする側もこれは私怨ではなく文化であるとの思いがにじみ出ています。子や孫の代に感情の発露を求めているのです。そこには上司の小さな出世への素見(すけん、そけん)が読み取れます。

いずれにしろ、専門知識の悪用は重罪ですが、弱いものを踏みつけにして、一時的に授かった力を良からぬ方向に使うと晩年が心配です。

法律の埒外にある事柄を処置するのは極めて困難です。そこにはしつけ、掟、マナー、行儀作法、礼儀、エチケット、モラル、心得などが法律の代わりになるはずです。

杞憂あまり心配すると天が落ちてこないかと言われる杞憂につながりかねませんが、ときどきはグレーゾーンを見直したり話題に取り上げたいものです。

 

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