グレーゾーン2

曖昧模糊

グレーゾーンについては過去にも触れましたがまた、取り上げます。このところ、大企業のトップ、公務員、保育園保育士など立て続けに贈収賄疑惑などで逮捕、告発、訴追などを受けています。

これは高度成長時期の残滓を完全に除去できないからかもしれません。あいまいだった境界線が一夜にして大きくずれた結果とも考えられます。

人材豊富な組織

人手不足の分野はいざ知らず、人材豊富な社内の厳しい競争を勝ち抜いて名門企業のトップ・統率者になった人々や幼児を養育する立場の担当者が無体な仕打ちをしていたとのニュースに接しても好んで行ったとは思えません。

かなり前から日常的に行われていたと考えられます。グレーゾーンにあったあいまいな行動を時代の変わり目の気まぐれで罪に問われることになったとしたら気の毒です。

変える力

組織の中にいると事なかれ主義が蔓延し、自ら改革する気力が薄れがちになります。

伝統的な組織、長く根付いた組織ほど厄介です。本来、法に基づいて実行されなければならない行動を、ないがしろにして長年の悪弊を改革できなかったことへの同情は感じつつも擁護までは至りません。

ただ、気づいていながら黙認・放置・傍観していた人々が、明らかになったとたん、石を投げ鞭打つだけでよいのだろうかと疑問を抱きます。

グレーゾーンを考える

社会が成熟するに至り、今まで許されていたことが急に「ダメ」と判断されることが増えてきました。

この基準は明確でないので日々、周辺に気を配っていないと親を泣かす羽目になりかねないです。

テレビ、新聞がいつも正義の味方月光仮面を演じてくれるとは限りません。組織的な問題が解決されないまま個人の「自己責任」とかたずけられないように気をつけましょう。

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