ネット時代の光と影

CD-ROMの消滅

かつてCD-ROM縮めてCDと呼ばれる媒体が幅を利かせていました。音楽や短い映像をCDに焼いて配布しました。

晴れやかな披露宴の情景を記念に配ったものです。今はスマホ時代になりCDやDVDドライブを持っている人は少なくなりました。

またCDやDVDを運搬する人材の人出不足もあって送料が高騰しています。

そこで情報をクラウド上にアップしてそのアドレスを送付先に連絡する方法に変わってきました。紙やメモリカードにコピーすることもなくなり、送料もかからず低廉なインターネット管理費を負担するだけです。これがインターネット時代の光、明るい部分です。

情報伝達には技術を要する

郵送や宅配によるサービスは現在、人出不足もあって高騰化の傾向にあります。一方、ネットを利用する情報伝達は高速低廉ですが、基本的な技術をマスターしなければなりません。

新時代の伝達法をマスターできる人とそうでない人の格差『情報格差』が新しい問題になっています。このほか、取扱説明書はメーカーのホームページからダウンロードすることを推奨してそのぶん、若干価格が安くなっている商品が売り出されています。インターネットを使うことができない消費者は高い商品に甘んじなければなりません。これがネット社会の影、暗い部分です。 

ネット技術のマスターは若者が有利です。これに比して高齢者はそのような知識や技術なくして十分やってこれたとのプライドがあり新システムの導入には抵抗がありマスターには不利に働きます。吸収力に勝る若者に軍配が上がります。

プライドで腹ふくるる試しなし

光と影の行方

現在、変革期と言えるほどのことはありませんが、外国から入ってきた技術はカタカナで表記され高齢者にはなじみにくいものがあります。西洋文明に触れることが多くなった幕末や明治初期には外来語を漢字に訳語されることが多く、老若男女一律にその波を被ったので世代格差は少なかったと思われます。

 

マイナンバーカードの普及をねらったマイナポイント事業は自分の個人情報を扱うため、自分で申請することが多くガイドブックを読み解く力が要求されます。

1円2円とチマチマポイントを貯めることに余念のない人が面倒くさいとのひとことで2万円ぶんのポイント取得をあきらめるのは残念です。隣国では義務教育を5歳から始める案が持ち上がっており、またまた日本の地盤沈下に繋がらないか心配です。

加えて国の借金がどこまで増えるのか疑心暗鬼にとらわれます。先進国の中で一人負けするのではと危惧されています。

どんどん国の組織を大きくしてどのように賄って行くのか不思議です。以前は新聞やテレビがオピニオンリーダーよろしくリーダーシップを発揮したのではないでしょうか。

月が満ちればその後には必ず月は欠けるものですと語った人がいましたが国の繁栄はそれとは少し違うと思われます。他国を侵略してまで繁栄を望むことはありませんがはるか先の世界史に記録が残るほどになって欲しいものです。

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