めだま商法

窮すれば通ず

世の中、「窮すれば通ず」とのことばがありますが、にっちもさっちもいかなくなると、かえって活路が開けることがあります。そのとき、回りに軍師がいるといないのでは結果が大きく異なります。

傾きかけた組織や行政の長を選ぶとき、知的あるいは美人女性を選びワンポイントで急場をしのぐことがあります。教育長、知事、横綱審議委員、外部取締役、大学長、○○協会長、△△コミッショナーなどに女性が選ばれマスコミも賛辞のことばを贈ります。これはスーパーのめだま商法に似通っています。長く続いた江戸時代で、商売を繁盛させるには経営者の理念や努力が一番でしょうが、優れた番頭の存在がものをいったといわれています。

黒澤明の「七人の侍」では野盗の狼藉から民衆を守った侍衆の勝利かと観衆は思いましたが、侍衆を雇った知恵者の農民の勝利が結末だったようです。

大所高所から物事を判断する経営者とそれを補佐する知恵者が天の配剤よろしく組み合わさる確率は非常に低いとされています。

前にもブログで取り上げましたが、清廉な人物の存在をことさらにアピールするには「臭いものにフタ」の魂胆が見え隠れするものです。賢い芸能人は「その手は桑名の焼き蛤」で危うきに近寄らないようです。

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