民度を考える

気を使った表現

他人を評価する言葉として民度という言葉を使うと誤解を受けたり顰蹙を買うことがあります。民度の意味は教養や常識とも異なり微妙な雰囲気を醸し出す言葉です。人をけむに巻いたりたしなめるときにも使われます。かつての都知事は敵対勢力から攻められたときに常用した記憶があります。

時として大胆な発言をする大臣の登場で「民度」がクローズアップされています。国会の発言で国会解散になった一族の家系ですからあれくらいの発言は珍しくもなんともないことでしょう。

民度が推し測られる

コロナ禍の折、他県からの来店者をお断りします」の張り紙を見ました。そのお店は県境でもなく県の中央部に位置しています。よって他県から奥深く進入して来訪するメリットを持っていなければわざわざ訪れる人はないでしょう。

店の担当者は居丈高になっているようです。コロナ感染が猛威を振るっている中、その経営方針は経営者からの通告があったと推察されます。お店を任されているといっても他県から親の見舞いに来て空いた時間にそのお店に立ち寄った人が不快な思いを抱かないような表現にして欲しかったです。

あの張り紙は担当者の民度が推し測られるというものです。民度を安易に使った例です。「国の民度」を論評され「国の自尊心」で反論した国があるようです。

張り紙を評価する

張り紙は大衆に訴えることが多いです。公園などがその典型です。ただで使わせているとの底意が透けて見えます。「焚火禁止」、「ローラースケート禁止」、「無断駐車禁止」などです。

高級なところにはほとんど行った試しがありませんが、張り紙で来訪者を指導することはめったにないと言われています。

大概、その大半は禁止行為に関する注意事項ですが時にはどぎつい表現に出会うことがあります。

一ランク上げるだけで張り紙は格段に減ります。節約を心掛け張り紙の無いお店を訪ねたいものです。民度を語るつもりが張り紙への八つ当たりになってしまいました。

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