合鍵と情報

前方後円墳盗難防止には錠前で施錠します。錠を開ける鍵の断面は前方後円墳のような形をしています。

江戸時代では蔵の鍵は経営者が肌身離さず身に付けていました。近年、物理的なものに代わり、パスワードと呼ばれる情報に取って代わろうとしています。この方式は情報が盗まれたことが判りにくいという難点があります。盗難者が悪意的に利用しなければ発覚しないことがあります。

合鍵づくり

昔ながらの鍵でも粘土で型を取り、複製した場合はパスワードの盗難に似て発覚に気づくのが遅れてしまいます。

鬼平犯科帳時代劇では鍵の型を取ったり、お店の間取りなどを事前調査する役割を引き込み役と呼んでいます。池波正太郎の作品によく登場します。

手先が器用というだけで合鍵づくりに誘い込まれる飾り職人や表向きは人当たりがよくて働き者の引き込み女はドラマの役柄に欠かせません。

古来から錠は備付けでなく取り外しができるものが多く、その意味では施錠するという言い方が一般的と思われますが俗に鍵を掛けると言っていました。

onetimepassword時々刻々変わるワンタイムパスワードはセキュリティーを高めます。多くの電子機器はインターネットにつながっているので固有な算出法を登録し、特別な機器を設置することなく小予算で強固な鍵を作ることもできます。

将来はパスワードそのものを秘密にするのではなく、方式を秘密にするようになるのでしょうか。

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