江戸時代の循環型社会

循環型社会は江戸時代に極まったと言われています。士農工商、五人組などの身分制や外国との交易が閉ざされた鎖国制度においては、さぞや窮屈だったと思いきや文化が爛熟したことから推定して庶民生活はそこそこの暮らしであったことでしょう。

資源循環サイクル

江戸時代は資源の再利用に関しては、とことん徹底していました。今では灰(はい、あく)を目にすることは少なくなりましたが、この灰の再利用には驚くものがあります。ゴミは厄介物というイメージですが江戸時代は金のなる木でした。

灰は石灰窒素や炭酸カリの代用になる安全でやさしいアルカリ性肥料になり、食器洗いにも役立ちました。そのほか、シャンプー、飲み薬、陶芸のうわ薬に、染物の色落ち防止、食品の保存剤など多種多様な使い道がありました。

戦後のモノ不足をのりこえ、使い捨て文化を謳歌し、ようやく限りある資源を大切に使おうという機運が生まれています。次回にはリサイクルについてもう少し掘り下げてみたいと考えています。

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