プロ棋士とコンピュータ将棋の戦い(電王戦)は3勝1敗1分でコンピュータ側の勝利で終結しました。下馬評からすると以外と思えるでしょう。タイトルホルダーが対戦しても結果は変わらなかったのではないでしょうか。
ニコニコ動画の実況中継ではハラハラドキドキしましたが、ツイッターでのコメントや試合後の記者会見では押しなべて敗北のA級棋士に対して厳しい意見でした。
コンピュータ技術ははどんどん進歩し、人間との力の差が開いて対等な勝負は無理と考えます。人間と機械が戦うのは不自然です。これから今回のようなルールでは常にコンピュータ側の勝利に帰するでしょう。
複数コンピュータからなる並列処理、大勢の技術者からなるコンピュータソフト開発チーム、棋士棋譜が公開なのにコンピュータソフト技術の非公開、記憶容量の増大、処理の高速化などコンピュータ側に有利な条件がそろい過ぎています。
これからは棋士とコンピュータが協同するなどの棋戦が展開されるのではないでしょうか。
2013-04-24追記、開発者の一員として情報工学者として著名な東大准教授田中哲朗氏らがいます。ソースコードとデータはオープンソースとして公開されています。