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WordPressとホームページ作成3

【3回】:WordPress.comによるWebサイトの立ち上げ

前回は、WordPress.orgとWordPress.comとの違いを明らかにし2つの中ではWordPress.comの方がWebサイトを立ち上げ易いことを述べました。WordPress.comをインストールするにあたり、Windows上に動的なWebサイトを簡便に構築することができるツール《WebMatrix(バージョン3)》がMicrosoftからリリースされています。本格的な橋を架ける前に、仮橋を作ります。ではWebMatrixのインストールから進めて行きます。

1.WebMatrixのインストール方法

さっそく、WebMatrixをインストールします。

webmatrix

http://www.microsoft.com/japan/web/webmatrix/にアクセスし、「WebMatrixのダウンロード」のボタンをクリック(上図)します。「1ステップ必要です」が表示されたら、1Step必要Web Platform Installer」ボタンをクリック(右図)します。

webmatrix.exeを実行するとWeb Platform Installer 4.6が起動します。次にインストールボタンをクリックし、ライセンス条項に同意します。するとMicrosoft WebMatrix3のインストールが完了(下図)します。完了をクリックして終了になります。WebMatrix3

 

2.WordPress.comのインストール方法

クイックスタート-Microsoft WebMatrix画面が現れ、WebMatrixのメニューが表示されたら、新規-アプリギャラリーを選択します。「Webギャラリーからサイト」画面が現れ、同意する82個のアイコンから「WordPress Japanese Package」を選択します。サイト名を入力して次へ進み、パスワードを入力して次へをクリックします。

どの種類のデータベースを使用しますか?ではMySQLが仮設定されているのでそのまま選択し、管理者ユーザー名rootのパスワードを入力しライセンス条項(右図)に同意します。

MySQL管理者パスワードは重要であり忘れないようにメモしておきます。ここで不足のソフトウェアが自動的にインストールされます。今回は9モジュールがインストールされました。

アプリケーションのパラメータ次にアプリケーションのパラメーターを設定する画面では、後で詳しく設定できますので何も設定せず次へをクリック(左図)して次の画面に進みます。「インストールが正常に完了しました」の画面(下図)が表示されたらOKをクリックして終了します。

インストールが正常に完了

 

3.WordPress.comのインストール設定

継続した操作であれば、しばらくしてようこそ画面が表示されます。次にWordPressの運用データを入力します。「サイトのタイトル」、「ユーザー名」、「パスワード」(下図)を設定します。ユーザー名とパスワードは、WordPressを管理するためサインイン(ログイン)するときに必要になります。メールアドレスは購読者とコメントや問い合わせのための連絡先です。

サイトのタイトル

「WordPressのインストール成功」が表示されてWordPressのインストールが終了します。

WordPressのインストール成功

WebMatrixが次の表示を出力したらインストールの成功が実感できます。

NewSite実行

上図の赤丸で示した「実行」をクリックすれば、作成したサイトの初期画面が以下のように表示されます。作成したサイトは車で言えば、エンジン、4輪、ハンドルだけの試作車(原型、プロトタイプ)のようなものです。

しかし、骨格(スケルトン)となるものは用意されており、シートベルト、エアコン、ナビゲーターなどを追加すれば、快適な車が出来上がるようにホームページサイトも容易にバリバリ進化させることができます。

またWebMatrixを使うと魅力的なウェブサイトを構築できますが、おおまかな機能ならばWordPressがサポートしているので、WebMatrixによるサイトの構築はひとまずこれで終了になります。

初期画面

4.サイトの公開

ホームページやブログは多くの人々に見ていただくのが目的です。そのため、サイトを公開します。WordPress.comを起動-サイトの管理-ダッシュボード-自分のブログ-他のブログを登録をクリックします。

最初のアドレスを公開するときは異なることがありますが、すでに2つのサイトを所持している場合は下図のような画面になります。

自分のブログ0A

ブログアドレスやユーザー名を定義する下図の画面になりますが、日本語のメッセージを表示させるには〇印の日本語をクリックします。

自分のブログ00A

下図のような画面に変わり、ブログのアドレスを入力し、プライバシー設定をします。

自分のブログ1A

作成するブログを選択します。無料版ならば左のブログ作成をクリックします。

自分のブログ2A

以下のようなメッセージが出力されれば、サイトの公開が成功したと見て良いでしょう。

自分のブログ3A

ブラウザのアドレス欄に例えば、aidesign77.wordpress.comを指定し、下記の画面が表示されたら成功です。見つかりませんのメッセージが表示されていますが、骨組み(スケルトン)だけの空のWebサイトだからです。右のウィジェット欄にメニューが表示されているので万歳です。

自分のブログ4A

5.次回の予告

次回はスケルトンの初期ホームページをWordPress自身が持っている機能で肉付けする方法を示します。

WordPressとホームページ作成2

【2回】:WordPressの種類は2つ

前回はホームページやブログを開発するツールを大局的に眺めて、WordPressを選択する理由や利点について語りました。すでに述べたことですがWordPressはフリーのソフトながら全世界のWeb開発者に親しまれ、利害関係に絡まない第3者が取り上げるには十分な素材です。今回は2種類あるWordPressをみて、自分の環境に合った選び方を検証します。

ネット活用術

《WordPressの概要》 WordPressはWebコンテンツの要素であるテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを編集・更新履歴の管理などを行います。WordPressにはインストール型のWordPress.orgとレンタルブログ型のWordPress.comがあります。

WordPress.comはWordPress.orgの共同創始者・開発者によって立ち上げられ、WordPressのマルチサイト機能を使って運営されています。その意味では前者をフルインストール型、後者を簡易インストール型と呼んでも大差ないのですが先達者が使用した呼称で進みます。

1.インストール型(WordPress.org) WordPress.orgは、無料のオープンソースブログ・コンテンツマネージメントシステムソフトウェアです。WordPress.orgの豊富な機能によって、テーマやプラグインをインストールしたり、サイトに広告を入れたり、動的なWebページを実現するためのPHPソースコードを変更したりできます。

次に述べるWordPress.comと異なり、細かなユーザーの仕様に無料で対応できますが、動作させるには Webサーバーへインストールするために利用者が専門知識を習得することが必要です。このため、お仕着せから脱却し細部まで独自の設定が可能になり楽しみが倍増します。WordPressをインストールした経験から、サーバーを自前で用意しデータベースソフトウェアMySQLを設定するあたりが難しい点です。wordpress.com-versus-wordpress.org-explained

2.レンタルブログ型(WordPress.com) WordPress.comは最新のソフトをダウンロードしてカスタマイズしたり、サーバーの費用を払ったりすることなくWebサイトを運営することができます。

プラグインソフトをダウンロードすることはできませんが、システム側で最新のソフトを組み込んでいると考えて差し支えありません。Webページのデータを蓄えるサーバーは3GBほど機構側から与えられるのでサーバーの申し込み、費用負担、運用が軽減されます。反面、システムの拡張が制限されますが通常の「ホームページ、ブログ運営が無料でできる」ということになります。WordPress.orgを採用すればマルチサイトの運営も可能になります。WordPress.comはWordPress当局側によるマルチサイト運営です。下のデータはレンタルサーバーを借りる際の参考になると思います。

レンタルサーバー

3.選択のために 上で述べたように、両者には機能の差はあるものの親和性があり基本的に同一です。Webサイトにあまり精通していなければサーバー無料のWordPress.comから入り、容量が逼迫したらWordPress.orgにアップグレードすることが望ましいです。

WordPress.orgでサーバーの設定が難所と言えますが、この部分はレンタルサーバー運営社がきめ細かくサポートしてくれるので独力による「Webサイト」の立ち上げは今では難しくありません。有料ですが商用サーバーを借りて運用する場合は、最初からWordPress.orgによる本格サイトを目指すべきと考えます。車、電化製品など買い替えがつきものです。コンピュータシステムも拡張性に配慮しましょう。

4.次回の予告 次回はWordPress.comによるサイトの立ち上げについて語ります。

2014甲午の幕開け

2014,甲午(きのえうま)のスタートです。今年はご来光を拝み、その後、初詣に出かけました。記念画像を以下に収録しました。

2014初日の出

http://youtu.be/_yAOdlJ1dEY

ご来光は山や浜辺で見ることが一般的です。車で出かけましたがいつもは閉まっている市営駐車場が開いていました。年初めのご来光には神々しさを感じました。

日の出の直前になって、多くの人が水際まで近寄ったのには少しびっくりし多少の違和感を感じました。 玉串年々、減少気味の初詣客は今年で歯止めがかかったようです。

久々に入場規制を体験しました。待合室は床暖房で快適でしたが、先進神社でサポートされているWiFiは、スキャンしても繋がりませんでした。

300名ほどの一括祈祷儀式で3~4人、代表で玉ぐしを奉納しますがいかほどの金額を納めれば代表に選ばれるのかいつも疑問に思っています。おそらく10万円は越すと思われます。お金次第は神社仏閣といえども同じです。 良い年でありますようお祈りします。