日別アーカイブ: 2021-05-12

ポイントカードシステム

家族仕様ポイントカードシステム

世の中、ポイントカードが賑わっています。ポイントカードは利用者にお得感、ワクワク感を想起させ、やる気や購買意欲を刺激します。ポイントカードは多くの会社から企画・発売され企業・商店の売り上げ増進に貢献しています。

スマホが普及する前は、右の図のように丈夫な紙にハンコを押すスタンプカードが主流でしたが、今ではポイントカードに変わりつつあり、実際のところカードも発行されずにスマホによる電子決済に変貌途上のようです。

今回、専門のポイントカードシステムは専業メーカーにお任せすることにして、当ブログでは家族や学習塾などで本人にヤル気を起こさせ、プログラミングの理解につながるポイントカードシステムを開発しましたので公開します。

早いうちから情報端末やプログラミングに親しむことは新しい時代の魁・先駆けになることでしょう。

ポイントカードシステムの概要

前述しましたがすでにポイントカードは数社から優れたシステムが発売されています。ここでは母親が子女に学業や部活動で自発的なヤル気が起きるように励まし、努力達成のあかつきには具体的な褒賞を付与することを目的にしています。

幼少期から義務教育終盤ころまでの子息を対象にしています。ポイントを付与する行為は次のような行動が考えられます。

玄関の靴整理、食器洗い、犬の散歩、おつかい、洗濯物を干す・たたむ、草花の世話、習字教室修業、空手道場卒業、けん玉・もしかめ20回、サッカーリフティング300回などです。

このほか、珠算検定1級合格、ピアノ発表会、少年野球地区大会優勝、英語弁論県大会出場、水泳県大会優勝などがあるでしょう。

一般にポイントの付与やポイントの使用にはセキュリティーを厳格に適用することが要求されますが、ここでは原理のみを採用し簡易仕様で進めていきます。

ポイントカードシステムの効能

母親へのお手伝いのほか、スポーツ、お稽古事への自発的ながんばりへの褒美としての家族仕様カードシステムで得られる利点を挙げてみましょう。

  1. 家事を手伝うことにより家族の一員であることを自覚させる
  2. 親子の会話にはずみがつく
  3. 他人に協力すると喜んでもらえることを知る
  4. できることをすることにより自信がつく
  5. 役に立ちたい気持ちが具現化する
  6. 世の中の仕組みの原点を解説なしで教えることができる
  7. 努力すればいつかは実を結ぶことを理解する
  8. 蓄えると小が大に変身することを体験させる
  9. セキュリティーについて理解できる
  10. 口約束を改め契約社会の入り口を知る
  11. 徐々に達成する様子をポイントで確認できる
  12. 従来の賞状やトロフィーのように自慢できる
  13. 料理、おつかいなどの経験から生活スキルが身に付く
  14. 計算能力、立案する力がつく
  15. IT社会の最先端を体験できる
  16. 情報端末の扱いに精通できる

 

 

 

 

ポイントカードシステムの使い方

必要なもの

パソコン、スマホ、タブレットのうち、どれか1台、理想的にはカード所有者、ポイント付与者1台ずつあれば快適です。1台で運用するにはパスワードを設定して情報端末を共用します。

運用目的を決める

目的により細かなルールが決定します。簡潔なルールが望ましいです。この例では親子間で運用するポイントカードシステムをサンプルとして取り上げました。

運用の概要

ポイント付与者は母親、ポイント取得者は子女とし、母親がおつかいを子女に頼み、子女が依頼を実行完遂した時にポイントを子女に付与します。

付与する点数はおつかいの貢献度や頑張り度合いにより付与者が自由に設定可能です。ポイントカードの有効期限は利用開始時から180日間です。

今回、パスワードは公開されているので実際の運用時にはプログラミングの修正を要します。当初から最良を望むのはよくありません。まずは運用の仕組みを理解したうえで少しずつバージョンアップするとよいでしょう。

メニューには1)ポイント進呈2)ポイント利用3)案内と広告があります。メニューを使うには案内と広告を除きポイント付与者権限を所有していなければなりません。ポイント付与者権限はパスワードを入力しあらかじめ設定した値に合致したとき有効と判断されます。

ポイントカードシステムの描画画面

 

 

操作方法

    数件のポイント対象でポイントを貯え一旦、ジョブを終了し再度、起動してポイントを蓄えた後、ポイントを利用する例を示します。

  1. クッキーを使用可能にする
  2. ポイントカードシステムを起動する
  3. ポイント進呈メニューを選択し、メニューが半透明から変化したことを確認してをクリック
  4. ポイント進呈が下部に描画され、開始画面にパスワードを入力するキーパッドが現れる
  5. 慣れるまではお助けメモを参考にしながら、4桁のパスワードを設定する
  6. 入力値を表示するには👁マークをクリックする
  7. 不一致が表示された場合は再度、慎重に入力する
  8. 確認できましたが表示されれば、ポイント進呈画面に認証中から認証済が表示され、中央のキートップが濃紺に変化したことを確認
  9. この状態で連続してポイントの加算をすることができる
  10. 次にポイント加算点を設定してポイント進呈ボタンをクリックする
  11. 複数の事案や⑮点など一度で入力できない場合は分けて入力する
  12. 現在のポイント数を知るには、ポイント進呈あるいはポイント利用メニューを選択して、パスワードを入力すれば獲得ポイントが表示される
  13. パソコンやスマホの電源を落としても累積点は180日間はクッキーに記憶される
  14. ポイントが貯まって褒賞が得られたら、累積点をリセットする
  15. ポイント進呈処理中ならばをクリックして開始画面に戻る
  16. ポイント利用メニューを選択し、メニューが半透明から変化したことを確認してをクリック
  17. 新画面に認証中が表示された場合は⑤~⑦の処理を行う
  18. 確認済が表示され、ポイント利用のキートップが濃紺に表示されているのを確認
  19. 中央のポイント利用ボタンをクリックして累積点をクリアする、累積点が0になったことを確認

 

ポイントカードシステム動作例

まずは、💳-次を選択してください。ポイント進呈メニューが現れます。その次にはパスワード入力画面へと進むでしょう。お助けメモを参照しながら4桁のパスワードを入力すれば、ポイント進呈ボタンの表示が濃くなって活性化を明示します。そして、ポイント付与者・ゴッドマザーの登場の番です。

さいごに

本記事がご子息の向上心を刺激して、学業・スポーツ・芸術に励み、ひとかどの成果を得られたり、システムの物足りなさを改良してかゆいところに手が届くようなポイントカードシステムの開発に挑戦する際の参考になれば幸いです。つねづね、本ブログの取り組み方を力説していますが、本サンプルは完成品とは言い難く基本方式を述べているに過ぎません。閲覧者のご意見をお待ち申し上げます。

おまけ

  1. 2021-01-29:15:50:12   5  おつかい:買い物
  2. 2021-02-08:16:10:45   1  犬の散歩
  3. 2021-03-15:15:32:28  10  学業評価・優8個
  4. 2021-03-25:10:20:30  20  市の合唱コンクール参加
  5. 2021-05-02:14:35:55   5  そろばん教室入会

自己管理できる人は、会員とポイント付与者を兼ねれば当サンプルは完成品に近いでしょう。オリンピックで2度のメダリストになった有森裕子さんは「自分で自分を褒めたい」と発言しました。

自分への褒美としてポイントカードを管理してはいかがでしょう。

また、凝り性の方にはすべての行動を情報端末に履歴として記録する機能を設け、後に分析・研究するのも面白いのではないでしょうか。