技術格差が大きかった頃
国内において均一化がまばらな時期がありました。高度成長などほど遠く、為替レートが1ドル360円で続いている頃は中央と地方の格差が大きかったと言えます。
その頃、大企業と中小企業の技術格差もかなりあったように感じます。経済が発展し国際競争が激しくなると労働賃金の安い地方に生産拠点が移動してあらゆる面で均一化が進みました。
国内の均一化に一定の段階に達すると生産拠点はひたすら国外を目指しましたが政情不安や様々な理由で慎重策が取られるようになりました。
家庭電化製品の品質向上
髭剃りには長い間、充電式の電気カミソリを使ってきました。当初のものは髭剃りをしようと洗面所で電源スイッチを入れたときに、「バッテリー低下で使えませんので充電してください」との警告が発せられて急ぎの身支度に戸惑ったことがありました。
今では髭剃りが終わって電源を切ったときに、バッテリー不足の警告が発せられるように改良されています。この改良に気づいたときは、なるほどとずいぶん感心しました。
同じメーカーのカラーテレビを15年近く使っています。10年ひと昔と言いますが、15年は長い年月でしょうか。
チャンネルを切り替えると画面モードや音声切り替え表示が一定時間強制表示されます。
野球のスコアやニュースの字幕が欠けることがありイライラすることがあります。今ではもっと迅速になっていると思われますがなんとかならないものでしょうか。
家電は技術革新が激しく古い家電は電力消費量が大きく新しいものと交換した方が得策といえるものもあります。
メーカーによるきめ細かなサポートは生産者、消費者の双方にとって「三方よし」となるのではないだろうか。