喪中が連続し複数年に
超高齢社会が訪れています。年の瀬も迫り、年賀状受付が始まっています。多くの方は喪中挨拶状の対応を既に終えていることでしょう。
されど年末に至ってお亡くなりになった近親者もおられるかも知れません。12月27日頃に喪中ハガキが届いたことがありました。
その方への賀状はすでに投函済みであり、もはやどうすることもできません。近しい方が12月23日にお亡くなりになり、あわただしく出された欠礼を詫びる内容でした。
かつて、葬式参列者の多寡を競い少ない場合は寂しい葬式であったと評価を下しました。
コロナ禍もあり最近は、近親者だけで葬礼を行うことが定着しつつあります。なのに喪中挨拶状には享年、死因など詳細な情報が記載されます。
記載というより報告に近いです。情報化社会においては一律に克明情報は不要でしょう。
お悔みの気持ちを感じた時には電話、メール、LINE等で連絡し合うのが基本のようです。
一年に一度のお便り
旅で知り合った方、商売でお世話になった方、恩師、知人へ年に一回、厚誼を交わす風習を大切にしてきました。電話、メール、LINEなどは仰々しいこともあり、その点、年賀状はうってつけでした。
年賀状は赤を基調にしたデザインが主力であり慶賀一色です。ローカル版もあるようですが落ち着いたデザインはありません。
そこで賀状の名称を年初状、ニューイヤーカードなどと変更し、すべての冠婚葬祭に対応した、新時代に相応しい喪中はがきをも許容した商品を郵政当局から発信していただきたいです。
なくしたくない紙文化
紙文化には音声や映像にない趣があるのです。一度、紙による付き合いが途絶えると次に再開する確率は低くなります。次年度には相手が喪中になることもあり喪中が複数年に連続化します。加齢により自分の器量がおぼつかなくなったら相手に申し出れば良いことです。年の初めを詠った俳句や歌を掲げて終わりにします。
硯の海に
波もなし
正岡子規
冥土の旅の一里塚
めでたくもあり めでたくもなし
一休禅師
小林一茶