重ね書きの新しい使い道

ユーティリティーからhtmlへ

最近、文書ファイルを配布したり、メールマガジンの書式にHTML仕様を採用するケースが多くなったことを《文書配布にhtml採用》で語りました。お礼状や年賀状の作成は、印刷サービスアプリを使うことが定番になっています。それらは住所録の作り方などで群を抜いたすぐれものと言えましょう。

住所録が完成すれば、印刷は独自仕様を採用したいことがあります。その一つを挙げます。

ユーティリティーから独自仕様

様=



往復ハガキやあらかじめ配布する回答用ハガキには、上図のように宛名を書いておきます。その際、宛名の最後は「様」でなく「行」にしています。

印刷サービスアプリではどのようにも指定することができますが、「行」に二重取り消し線を引き、横に「様」を印刷する指定は容易にできるものではありません。

自分に敬称を付けることは礼を失するとの意見が強い中、受け取り側に煩わしい手順を強いることは避けるべきという風潮が少しずつ芽生えてきて、最初から「様」にした方が相手に敬意を払ったやり方であると先駆者は提唱しますが、まだ大勢を占めるには至っていません。

《礼儀・常識は変化します》にてこの辺りの思いを述べています。

そこでワープロソフトで印刷するのならば、二重取り消し線を引いて「行」を取り消し、「様」を印刷する方法は可能です。ここではHTMLを用いたひとつの方法を以下に示します。

重ね書きの手法

「行」に「様」を上書きする手法はHTMLのDIV要素、STYLE属性のmargin-top、margen-leftにより画像や文字を重ね書きすることができます。次にサンプルコードを示します。

サンプルコード

<div>
<img src="https://aidesign.lolipop.jp/wp-content/uploads/2016/09/Hagaki-T.png" width="450" height="660">
<div STYLE="font-size:40px;color:blue;font-family:serif-ja,serif;font-weight:bold;margin-left:132pt;margin-top:-95pt">様=</div>
<BR><BR><BR>
</div>

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