隆盛を極める電子書籍
今や形あるものが見えないものに押されっぱなしです。新聞、雑誌は紙媒体から電子媒体に移行しつつあります。電子媒体は経費が掛からず、発行速度が格段に優れています。
信じてもらえないかも知れませんが、はるか昔、当日のプロ野球ナイター結果が報じられるのは翌日の夕刊というありさまでした。
当初は歌手でしたが芸能プロダクション社長として名をはせた山田太郎氏が歌った《新聞少年》の歌詞は何のことか理解できない時代が間もなく到来しそうです。
手紙も電子書籍にすれば、本体を送らずともそれを記憶した管理先のアドレスを知らせればよいのです。
電子書籍を読む
新しいものが普及するには本体が優れたものであることはもちろんですが、周辺環境が整うことが必須です。電子書籍においてはそれを読むツールがイマイチです。先日、雑誌を滑らかにめくるで自動マガジンリーダーについて語りました。滑らかさが不足していたので改良した使用例をまとめました。参照先はturn.jsです。
自動読込みにした場合、めくり動作の表示が地味な感じだったので派手にしました。ライブラリー参照時のオプション設定が可能か調査しましたが発見できなかったので、直接ソースコード(turn.js)を変更しました。turnOptionsにあるduration[Duration of transition in milliseconds]のdurationを600から2400に変更したところ、ゆっくりしためくり動作になりました。
夢のよう拡張理念
まだ作り始めたばかりなので、多くを望むことはできません。ページを順にめくったり戻したりが基本機能です。全体を斜め読みする自動読込み機能が付いています。ダイレクトに指定したページに飛ぶ機能や音声による指定は未実装です。音声入力は一人の書斎ならば問題ありませんが、図書館などでは不都合です。
いまでは、考えていることをロボットなどに伝える技術が実用化されつつあるようです。念力によるページめくりを目標にしていますが、呪詛(じゅそ)などは非科学的なものと考え信じていません。
納得いく機能にまとまったらソースコードなども公開できるようになるかもしれません。
動作例
進化版 ©TacM,2018 Ver0.03