現状と対策
世知辛い世になっています。会社や組織を存続させるには、過去の政策をただ踏襲していれば安泰な時期は過ぎ去りました。
物の値段を上げれば利益を確保できても、客離れが怖くて実行に移せず、嵩を減らして実質的値上げをしている商品がほとんどです。
やがては行き詰まり、抜本的対策が必要なことは分かっていても規模の大小を問わず当事者は当座をしのぐのに懸命です。
景勝地、歴史的建造物などはだまっていても人気沸騰する場合が多いですが、陳腐化とともに沈んでいくことも多々あります。
大胆な施策
古いものの中に新しい息吹が感じられるものこそ、生き延びていきます。旅をすると「神社仏閣と言えども営業努力をしているなぁ」と感じることがあります。
Wi-Fiサービス、パワースポット伝説、モニュメント建立、時代に沿ったネーミングなど大胆な施策を断行している様に出会います。
口コミによるやらせなどは長続きしません。どうせやるならば綿密な準備のもと大胆な発想を展開したいものです。
今回の経験がそれに当てはまるかどうかわかりませんが、何かを感じましたので取り上げてみました。
一つの例
鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)に出かけてきました。樹齢数百年ぞろい、風格そのものの大木は長い年月を感じさせます。
ここでは梟(ふくろう)をテーマにしていました。ふくろうを不苦労と見立てて幸福を呼ぶ神社を売りにしています。
ふくろうは「福老」に通じるため縁起物として珍重されますが、ここでは不苦労一辺倒でこのアピールは目立ってとりあげてないようでした。
「見ざる・聞かざる・言わざる」は日光東照宮の三猿を模したようです。
自然の奇観は時として人々を和ましてくれます。
金精様など同様、別な妄想も感じさせられます。
県境を超えるほど突き飛ばすなんて、怪力にはびっくりです。