月別アーカイブ: 2017年5月

安定成長から現状維持へ

最近、新聞のページ数が極端に少なくなったように思われます。記事の内容も著作権切れを使いまわしたり、22世紀まで語り継がれる名勝負のようなものが多くなっています。

高度成長期では色とりどりのチラシが入ってきて、新聞取次店では購読料よりもチラシからの収益が大半を占めていると推測されたほどでした。

民間テレビ放送局もひところの元気がありません。局の特色がみられず、他局で成功した企画をもじる内容が多くなっています。フロントランナーとなって新局面を切り開く気概が感じられません。

大きな出世よりもわずかな進展を皆が望む時勢になっているのでしょう。

出世という言葉よりももっと適切な表現がありそうですが、夢、展望、ビジョン、将来像、青写真を語る気風が失われています。

余分な経費を使いたくなければ、山にこもって仙人のような生活をする方法があります。そのような生活は物や知識は必ず劣化するので時代に取り残されそうです。

新聞やテレビ局もすべて自前で取材することなく、共同通信社から提供を受けるようなシステムが確立されていると思われますが、これからはこのような傾向がますます進むのでしょうか。

ハイブリッド時計

アナログとデジタル

物の量にはアナログとデジタルがあります。両者の詳しい定義について、ここでは取り上げません。テレビの送受信方式がアナログからデジタルに変更になって数年が経ちました。

音楽の録音方式もデジタル化の波が押し寄せました。こう見るとすべてにおいてデジタル方式が優れていると思いがちですが、それは言いすぎです。両者は同じ土俵に立っていないのだから比較するのは適切ではありません。

ハイブリッド時計について

時計について言えば、正確な時間はデジタル時計で知ることができますが、今、一日のどの辺りにあるかをぼんやりと知るにはアナログ時計が適しています。現実として、アナログとデジタルの両方式が混在した時計が販売されています。

今回、アナログとデジタルの両方式をサポートしたハイブリッド時計をJavaScriptで作ってみました。さいごに動作例を挙げておきます。これを作成するに、JavascriptとSVGを使用した簡単な時計とカレンダーを参考にさせていただきました。

SVG要素のanimateTransformという機能を利用しましたが、秒針と分針はアナログ量よろしく、無段階で変化しましたが、時針は一時間ごとにしか変化しません。せっかくのアナログ量が効果を示せずデジタル表示と大差ありません。

これは短時間の調査ですがプログラミングというよりもJavaScript制御系の内部的な問題のような気がします。以下の例では、一秒ごとに時針を進める処理を追加してあります。そのためかどうかはまだ不明ですが、長時間にわたり動作すると時針の表示に誤差が生じるようです。

秒針、分針、時針の矢印表示に時間が取られました。23:59:59の後には日付が繰り上がるはずですが、細かな点では問題が山積みです。Google ChromeとOperaでは動作しましたが他は動かないようです。新たな挑戦として評価していただけたらありがたいです。

改訂履歴

①デジタル機能追加
②時針表示をanimateTransform要素からline要素に変更
③針の先端に矢印を付加
④3針を秒分時から時分秒の順に重ねる
⑤背景画像を表示
⑥全体サイズを大きく

動作例

 

初夏の便り

このところ、気温はうなぎ上りです。

紅花か。

 

 

 

 

無人駅を特急が通過。

 

 

 

 

河川敷のいこいの広場。

 

 

 

 

画像から花の名前を検索するアプリはまだ、未使用。

 

 

 

チューリップが5輪。

 

 

 

 

色鮮やかです。

 

 

 

 

飛行機雲

 

 

 

 

ボランティアによって清められた無人駅。

 

 

 

 

環境への慣れ

裏道人生

古い町の往来は歩行者や馬車などがかつて通っていたことでしょう。それが今では車が通っています。古い道はたいてい曲がっています。戦国の世、敵に攻められたときにはくねくね曲がった道の方が守るには好都合だからです。

そして、人力車や自動車が通るようになると道が広がったり、直線的な道が出来上がります。拡幅が無理な場合は、田畑をつぶして新しい道を作りました。

古い道は裏道などと呼ばれますが、歩行者優先で車はゆっくり小さくなって進みます。まっすぐで広い道は車が高速で走り抜けます。

車社会への慣れ

新しい町や地方の集落では、古い道を拡幅するのは都市部ほど難しくなく、道を広げ歩行者を保護するため、縁石で区切られた歩道が一般的です。縁石は片側だけだったり、ないものもあります。行政の力がはっきり表れます。

都市は公共交通機関が四通八達の状態にあり、車を使うことは少ないです。多くは電車やバスを利用し、降りた先で目的地まで歩きます。歩く道はたいてい裏道なのです。歩いているときに高速で走る車を感じることがありません。

都市に住む多くの人は駅やバス停から歩いて自宅に帰ります。家人が駅に迎えに来るのは歩くと一時間もかかる場合だけです。この辺は地方と大きな差が感じられます。あるところで、歩行者は低所得者、車利用者は高額所得者という雰囲気に遭遇したことがあります。

車への恐怖

裏道のないところで生活したとき、どうしてあんなに高速で車を走るのかと恐怖を感じました。いろいろ生活を観察すると、それほど高速で走っているのでもなく、車と共存している本格的な道を歩いた経験が少なかったからのようです。しかしながら、あまりにも車優先はいかがなものかと存じます。

上の図で、裏道は赤で示し、表通りを青で示しています。銀行、市役所、駅、図書館、警察、法務局、生涯学習センター、歯医者さん、郵便局、スーパーに出かけるには歩いていました。

都市部では選挙の投票に行くにも歩きが普通で車利用はなんと場違いなと敬遠されます。私の人生の大半は歩きでした。裏道での車のスピードは15~25km/hほどで音は静かでした。シュッとした音を感じませんでした。

女子高校の期末試験時には、登校時間が同じになるので女子高校生が道いっぱいになって我が物顔で通り、車は5km/hほどになることもありました。

安全運転

地方ではセンターラインのある農道も珍しくなく、整備された公道が多いが、注意を喚起する道路表記は少なく安全運転が望まれます。

 

やさしい施策

ところ変われば

かみ・たらこ、しも・たらこもある。

住んでいるところから離れて旅をすると、カルチャーショックに近い感激をしたり、恥をかいたり、思わぬ人情に出会ったりします。また、予備知識不足で失敗もします。

道路標識ではかなり離れた地名が表示される場合があるので、目的地周辺ばかりでなく広域にわたる地名を事前に知っておかなければなりません。

バス停の名前で銀行前、電工前とか普通名詞だけのものには困りました。ローカル色豊かに閉じたサークルを前提にしているが、○○銀行前と一回はコールしてもらいたいです。

都市部では銀行が複数あるのが一般的で省略されることはありません。

知らぬはモグリ

N市の広報から

病院、市役所などにおいて、市外局番を省略しています。ケータイから電話するとき、ナビゲーターに入力するときに大弱りです。

タクシー運転手の話では地方にも外国人旅行客がたくさん押し寄せる時代だそうです。

「それを知らないのはモグリだ」は強きを助け、弱きをくじく情けない行為の一つです。国際化にふさわしく弱者というより初心者に寄り添った施策が欲しいです。

がんことこだわり

比較第一

がんこ親父(おやじ)、一徹ものにはぶれない代表として好意的に取られています。しかしながら、ぶれない、揺るぎないと同義というほど最良のものとは思えません。そこには、もっとよいものを探す余裕がないのです。

評価が高いのは、こっちにゆらり、あっちにふらふらよりも100点満点中70点でも、筋の通った振舞いが良い結果を生むという経験則があるからでしょう。

こだわりの宿

こだわりの宿、こだわりぬいた味などのような使われ方にも、同じ雰囲気が漂っています。他の考え方を受け付けない「こだわる」行為は決して良いこととは思えません。

セールポイントとしての意味は、唯一無二、究極という意味で使っていると想像します。これにも安直なアドバイスは受け付けませんという強い意志が伝わります。

望むこと

世の中、あまりにも安直なものがはびこりすぎているのでしょうか。菓子の包装などにおいて、過剰包装と誹りを受けながらまさに究極の包み方を見ることがあります。

また、おにぎりの包装には驚きの技術が応用されています。いつでもパリパリの海苔を食べることができます。これは続けてほしいですが、内容よりも外装にこだわるやり方はそこそこでいいような気がします。