物を数える
物を数えるとき、漢字圏では正(しょう)の字を用いて5つを一つの塊として数える風習がありますが、英語圏では縦と横棒を使います。
この方式を画線法と呼んでいますが、英語圏ではTally marksの呼称を用います。
画数を追加する方式では消しゴムなどで直前状態をリセットする必要はありません。よって、和式では上寄せ、洋式では左寄せで書き始めます。
Tally marks
次の動画を再生してTally Marksによる数え方をお楽しみください。
正の字を使う方法は見慣れていると思います。ここではTally marksを掘り下げます。カウントを始めるときは黒板や大きな紙に手書きすることが多く、HTMLによる動く表現で実際の動作に似せています。
下部、左端にデジタル値が表示されるので厳密な数が判るのに対して、右側のTally Marksはアナログ値のように全体の多寡を知ることができます。
おわりに
規模の小さい投票数を確認するときなど、多くの国では似たような方法を採用しています。それは手足や指の本数はどの民族も同じであり、生活様式においても大差がないからであろうか。