1ドル360円時代を思う

半世紀前の様相

ここ最近、沖縄本土復帰50周年という言葉が踊っています。1ドル360円の時代は長く続きました。最近、沖縄を題材とする連続テレビ小説を見ました。

その当時、海外旅行も自由ではありませんでした。これは庶民の行動を縛っているのではなく、外貨準備が整わなかったからと推測します。

今でいう固定電話を近所から借りて東京にいる親族へ電話するドラマシーンはとても懐かしく感じました。

当時、テレビは白黒ながら町内会でも1台か2台あるかないかだったでしょう。電話も同じです。一人1台の今とは様相が異なり50人に1台といった割合だったでしょう。

他人に電話を取り次ぐ・取り次いでもらうことに違和感はありませんでした。テレビや電話はステータスそのものであり、所有者は旦那衆(だんなしゅう)として周りから一目置かれる存在だったからです。

豊かになればなるほど民間による相互扶助は薄らぎ隣近所からの援助より行政に頼らざるを得ないのが現実です。経済の先細りや少子化など様々な問題があります。

昔は封建的な面が多かったのですが、経済発展の陰に隠れてあまりにも急激な社会生活の変化がありました。

当方は守旧派と言われるほどの頑迷さは持ち合わせていないつもりですが、かつての良い面を評価して少しとどまって考える時期なのではないだろうか。

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