将棋電王戦FINALの感想

将棋電王戦とは将棋のプロ棋士側とコンピュータ棋戦(第2回電王トーナメント)の上位成績を残した5つのコンピュータ将棋ソフトが2チームに分かれて5番勝負をする団体棋戦です。今回は4回目ですが名称は「将棋電王戦FINAL」と銘打っているので今回で終了する見込みのようです。

電王戦FINAL-1

 人間と人工知能の戦いは勝敗の行方が定かでないときは、それなりの意味がありましたが勝負の差が明らかになりつつある今、役割を終えようとしています。

今回のシリーズでは1戦目は人間、2戦目はコンピュータソフトの反則負けで人間の2連勝になっています。

コンピュータ同士が戦う《世界コンピュータ将棋選手権》の初期の頃、試合中にソフトが固まってしまう障害はよくあったようです。少ない持ち時間で最善手を決めるため、めったに出現しない処理を省くのも一つの開発手法。低い確率ながらそれが現れてしまったのだからソフトの負けです。

異種格闘技人間と車が42.195kmを走るような競争はあまり意味がないと気づいたように思われます。かつてレスリングとボクシングの異種格闘技戦がありましたが、特例中の特例です。

 

人工知能概論人間と人工知能の戦いも特例です。条件が全く異なるのだから、いずれ終了になるのではと思っていました。これからは(人工知能+人間)同士の棋戦が始まるのではないだろうか。

「人工知能は人間を破滅させる」という理論物理学者が現れ、科学の進歩が人類に明るい未来を約束するものではないとの論が主張されています。

難しいことはおしまいにして、助言なんでもありの棋戦が出現することを切望しています。

DeepMindGoogleは人工知能研究会社を買収してマンハッタン計画を推進しています。日本では企業買収は禁句のようですが、欧米では買収に会うことは極めて名誉なことと考えるひとが多いようです。

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