『朋有り遠方より来る。また楽しからずや』
先日、《中国・習近平国家主席は、日本の3000人大訪問団を人民大会堂に笑顔で歓迎された》というニュースに触れることができました。
冒頭に挙げた孔子の論語の一節を引き合いに出して、最近の両国のぎくしゃくした関係を、観光交流の一環から改善すべく訪問団をお迎えしたものと推測します。
古い人間には
『朋、遠方より来る有り。また楽しからずや』
と覚えていたので少し調べて見たことを記録します。
漢文の訓点の付け方に後藤芝山(しざん)点と林羅山点があり、訓点の位置、有無により読み方が変わってくるようです。
根本から異なる言語を自国語に翻訳する場合、翻訳者により多少の違いが発生しますよということと解釈しています。どれが正解というよりも好きになった方を採用してよい事柄と思われます。