人物評価

時代背景により変化

歴史上の人物評価は時代時代により評価が異なります。多くは時代背景が影響しています。

私の幼少のころ、徳川家康はタヌキおやじなどと辛らつ評価され続けました。

山岡荘八の『徳川家康』が映画、TVドラマ化したあたりから評価が上がったと記憶しています。

家康は幼少期を人質として過ごし我慢強い豊潤な性格を形成させ、戦乱を終結させた傑物へと評価を変えました。

一方、ここ20~30年、源義経の評価が最低になっているように感じます。義経は歌舞伎演目『勧進帳』で取り上げられるほどに国民的人気が高かったのに時代の流れでしょうか。

安定した世情においては革命児や動乱の英雄よりも頼朝のようなまとめ役が好まれます。

しかし、日本三大悪女の日野富子の評判はあまり変わってないようです。一度、三田佳子の主演『花の乱』でNHK大河ドラマで取り上げられましたが知名度がいまいちであり、話題性に乏しいです。

史上最大の無為無策な作戦と酷評される太平洋戦争終盤インパール作戦の責任者は、自身や家族・子孫の保身・名誉のために、国会図書館に録音証言を残しています。歴史研究好きな方には一度覗いてみてはいかがでしょう。

戦争の評価は最低100年かかることが定番です。

愚かな企みは慎まなければなりませんが、起きてしまったことは100年かけて挽回するしかないでしょう。

人のうわさも100年たてば変わるというむか~しからの言い伝えでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください