作詞:佐々木信綱、作曲:ウェーバー、原曲名「魔弾の射手」序曲、『秋の夜半』
渡り鳥と四季
渡り鳥は、棲みやすい環境を求めて移動します。人間は衣服をまとったり住環境を整えて定住を試みます。
余裕のある人は沖縄、軽井沢、北海道と小移動します。もっとお金持ちになるとカナダやタイなどに大移動します。
我が国は四季がはっきりしており、大衆は暑さ寒さをぼやいたり、愚痴をこぼしながら雨風や暑さをしのいで連綿と文化を築いてきたとの自負もあるのです。
時節柄、新国劇十八番「国定忠治」よりの一節を縦書きで表わしてみました。
赤城の山も今宵限り、
生まれ故郷の国定村や、
縄張りを捨て、国を捨て、
可愛い乾分 の手前 たちとも、
別れ別れになる首途 だ。
新国劇十八番「国定忠治」より一節
生まれ故郷の国定村や、
縄張りを捨て、国を捨て、
可愛い
別れ別れになる
新国劇十八番「国定忠治」より一節
しばしのお別れ
渡り鳥、雁の隊列です。鳥の群れはV字隊列を作って集団が消耗するエネルギーを最小にするという習性があるようです。スピードスケート競技のチームパシュートのように順番を交代するのだろうか。