メールと言えば今では、パソコンやスマホでやり取りする電子メールを言います。古い電子辞書でmailを引くと郵便のことが記載されていて電子メールについての記述は皆無です。

かつて、いまでいうメールのことはemail、e-mailと言っていましたがこの用語も廃れて使われていません。ここでは電子メールを管理するメールソフト（メーラー）について語ります。

ちょっと前までは、パソコンを購入するとそのOSにメールソフトがプリインストール済みでお仕着せのメールソフトを使いましたが、最近のパソコンには同梱されていません。

ダウンロード方法が行き渡ったこと、パソコンの価格を少しでも下げたいなどの要因でメールソフトがOSと切り離されたように感じます。パソコンOSの開発メーカーではメールソフトをフリーで提供していますので、旧OSのメールソフトをバージョンアップして、新OS対応にしたものを使うことが多くなります。少し安易ですが使い方が前のものと同じという理由が決め手になっています。

フリーなメールソフトが数多く存在していますので、この際、腐れ縁に引きずられることなくぴったり合った使い勝手のよいメールソフトを選んではいかがでしょうか。

最近の迷惑メールは巧妙化していて送り元のアドレスを登録するだけでは迷惑メールからブロックできません。毎回、アドレスを変えたり、挙句の果てには送信先のアドレスを送り元アドレスにして送ってきます。あたかも自分で自分に迷惑メールを送っているかのようにアドレスを変更しているのです。

また、おぞましいようなタイトルで送ってもきます。最近、「美女」、「無料」など過激なタイトルの場合は上図の赤右矢印欄のように伏字にしてくれるメールソフトがあり、重宝して使っています。

下図のようなタイトルで送受信テストを実施しました。迷惑メールにはなりませんでしたが過激なものにはきっちり対応してくれます。

上図チェックカラムに炎のようなマークを付けると、ドメインをも含めたアドレスがチェック対象となり、そこで使われたタイトルが次回の迷惑メール対策に蓄積されているようです。ウィルスチェックソフトのように振る舞ってくれます。

会社には総合メーカーの他、専門メーカーもあり、それぞれ良い面を持っています。専業メーカーは優れたメールソフトを用意しています。ダウンロードフリーでキャリアもあり、信頼できるソフトを選びましょう。上の例はMozilla Thunderbirdというメールソフトです。

メールソフトの評価ランキングがネット上に公開されていますので慎重に検討してください。右図はよく利用されているメーラーの一覧表です。

ダウンロードするときは窓の杜、VECTORなどの信頼できるダウンロード先か開発元から直接ダウンロードし、意図的に余分なソフトを付属させようとするところは避けた方が無難です。

快適なメール生活をお祈りします。