作る楽しみ
ものを作る楽しみは普遍的ですが、時代によって盛ん、下火の波はつきものです。江戸時代には武家から町人まで広がった道楽は園芸と言われています。菊、福寿草、ソテツなどは投機の対象にもなりました。
かつては小中学校でも工作の時間で様々なものを作りました。人の一生もものづくりの一種で長い間には好調不調が生じます。
創造力を育む
歌を聴いたり歌ったりするだけに飽き足らず、作詞作曲に踏み込む人もいます。創造する楽しみは格別と言えましょう。
ITを用いる世界では敷居が高いと思われがちですが、そのようなことはありません。偉大な作曲家のように生まれながらにピアノに親しみ、三歳で作曲する環境にないだけです。
プログラミング言語と開発例
幸い、子供向けの開発環境が整ってきました。スクラッチとビスケットというプログラミング言語が有名です。2つともプログラムコードを意識することなくゲームなどを作ることができます。
小学四年男子生徒が作成したイルカの空中キャッチを紹介します。サイトを開いてゲームの作り方と面白さを知ることができます。
そのほか、小学校2年生女子生徒の作品、日本地図クイズがあります。地図上で都道府県の場所、特産品、景勝地などを勉強することができます。
考える力、構想力、実現力などが養われることでしょう。
まとめ
電子機器に長時間にわたって付き合うのは眼を傷めやすいです。同じような動作を繰り返し、同じ事に脳を使うのはおおらかさに欠けます。
ものを作るための準備から始め、設計、製作、プレイ、考察と様々な行動で青少年は大きく羽ばたきます。勉学、実力アップ、将来の選択職業に有利などと考えずに遊び心からスタートして欲しいものです。
参照
『こどもプログラミング読本』、技術評論社、1,480円+税、著者:神谷加代他