もの作りを考える

A1-カプセル化もの作りについて考えてみます。かつてメーカー品という用語があって、大企業や専業メーカーの製品は品質が高どまりに一定していて珍重されていました。

音響製品はS社のものを持っていることがステータスでした。多くの部品はモジュール化カプセル化され集密度が高くなってくると、意欲のある弱小メーカーでも優れた商品を世に送り出せるようになりました。

このころになると音響セットを手作りしたり、お金のある若者は音質を保持できるマンションに引っ越したりしました。その後、数年たって、パソコンの自作などがブームになりました。

パソコンの値段はハードウェアの価格で決まり、ソフトウェアの占める割合は低かったのです。ハードディスクやメモリは相当、高価でした。

自作派を喜ばせましたが、ハードウェアの値段は年々さがり、その分ソフトウェアの値段は上がりましたが、出荷台数増加の影響で微増に終わったようです。

A2-価格割合

全般にはインターネットの普及が後押しとなってパソコン価格は下がり、自作する人は極端に少なくなりました。自作はハードウェアからソフトウェアに移ってきています。

A3-カーアクセサリー

車に例えれば車本体は専業メーカーでしか製造できませんが、車に搭載するエアコン、オーディオ機器、ナビシステム、ぬいぐるみ人形、ストラップ、香水などは多くの人に生産のチャンスが与えられています。

パソコン関連のもの作りも車同様にアマチュアの参加が可能になり、喜ばしい時代と言えましょう。その大半はソフトウェアでしょう。コンピュータ本体以外のハードウェアの生産も多いですが、製造設備などの準備は小資本では無理な面があります。A4-文化爛熟

ソフトウェアの開発費も年々、増大傾向にありますが世界規模で無料のオープンソース開発ツールが出回っていることも、多くの開発者を輩出している理由です。

それと以前から主張していますが、出来合いのものには飽きが来て創造性が尊重される時代が訪れたものと思います。

文化は原始から爛熟へ》の時代到来です。 ここ1~2年、スマートフォン用アプリ作りを追いかけて、簡単な機能のアプリ作りはできるようになりました。アプリはiPhone用、Android用、スマホ、タブレット、ファブレット、パソコンなどと個別に用意しなければならず発展途上と言えば聞こえがいいですがかなりの後進性を感じます。

これに対し、Web上で動作するソフトはスマホ、タブレット、パソコンを区別しません。回帰してPHPのことを研究してみようかなと思っています。

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