混雑は
先日、ワクチン接種2回目を終えました。今回は1回目の接種者と一緒だったので割と混んでいましたが、待ち時間はほとんどゼロでスムースに接種を受けることができました。
予診票には1回目と2回目かを記入する箇所がありますが、このことを特に確認されませんでしたので、1回目と2回目は全く同じ注射を打つということのようです。
今回、就寝するころから肩に軽い痛みを感じ始め、当日と翌日は「痛いな」と思いながらも通常の生活ができました。接種当日、平熱よりも0.5度ほど高い微熱が出ましたが翌日は平熱でした。翌々日には肩の痛みは急激になくなりました。
巷間伝わってくる情報
我が国のワクチン接種は欧米諸国とくらべかなり出遅れました。ために副反応の情報はかなり正確に入ってきたと言えましょう。
ただ、長期的な副反応は始まったばかりなので判断つきにくいですが他の感染症ワクチン接種の類推にたよることになります。
情報はどこを強調するかによってとらえ方がまちまちです。情報過多の状況では怪しげな流言に惑わされないように日頃から注意を払う必要があります。最後には腹をくくるしかありません。
小数派から多数派へ
いつの時代も少数派は迫害を受けがちです。天然痘の接種法を確立したジェンナーは、予防接種を受けると「牛になる」と言われ妨害を受けました。
古い人間はもっと古い老人から「食べてすぐ寝ると牛になる」と言われたものです。これは食べてすぐ横になる不行儀をたしなめたものでした。
文明や文化も陳腐化、消耗します。そして新しいことに挑戦するときはリスクが伴うものです。加えて必ずと言っていいほど、流言飛語が飛び交います。流言を広める側は未知の世界に入ることの恐れのほか、流れがそちらに傾いて取り残された時の恐怖から現状を変えたくない思いをいだくのだろうか。
他人の不確かな情報を世間に公表したり、嫌がらせで事実無根のデマを流すなどの行為は、「名誉毀損罪」になるので気を付けましょう。
薄の穂にも怯ず(すすきのほにもおず)のことわざがあります。先頭に落ち武者はが付くことがありますが、こころが落ち着かず、わずかなことにも恐れてびくびくするたとえですが小心者とそしらても仕方がないでしょう。
しかし、少数派は悲惨です。髪の毛がパーマをかけたように縮れている・目の病気で室内外を問わずいつもサングラスをかけているなど、殴られたり校則違反として反感を受けることがあります。
ワクチン接種の副反応が確定されていないなどの理由で接種を受けない若者が増えていますが、少数派としてパワハラを受け社会問題化しています。
多様性の尊重
多様性の尊重といえば耳障りがいいですが、「ワクチン接種を受けなければ馘」などと高圧的な発言はいかがなものでしょう。
接客することの多い職業とそうでない場合では接種の重みが異なります。
これらの配慮を省略していきなり馘は暴挙・パワハラと言われてもやむを得ないでしょう。
とは言っても集団生活にはルールがつきものです。クラスターが起きて爆発的な感染症の蔓延となることが心配です。
人と接することの少ない創造的な業務ならば細かなルールは適用外ですが、このケースは多くありません。
選択肢を広げる
大学において、ワクチン接種を条件にリモート授業から対面授業を認める傾向にあります。そのほか、ワクチン接種は海外旅行や留学への道を開きます。勇気を奮って接種すると語る若者もいます。国のリーダーが範を持って強力な方向性を示していただきたいものです。
大衆には艱難辛苦を強いながら、一部のリーダーがこっそり別の道を歩んでいることがばれていることも影響しているようです。大衆の顔色をうかがうことなくまた、策士策に溺れることなく基本に従って対処されることを願っています。