縦書きのその後
詩、俳句、和歌などは縦書きが似合います。カラオケから縦書きの歌詞が流れると安らぎを感じます。
ブログやホームページにおいて縦書きをサポートするツール、h2vR.jsがリリースされ、多くの愛好家に使われています。
かつてから、縦書きで宮内庁が主催する歌会始の朗読のように、ちはやぶる……などと伸ばして遅延表示ができないかを検討しましたが、難解であるとの結論で保留していました。
setTimeout関数で処理を遅らせて非同期処理を試みましたが、思うようにはなりませんでした。
誤動作の内容
時間を遅らせて再度、innerHTMLにてデータを送ると、中間の進行中状態が表示されずに最後の状態だけが表示されたり、横書きになったりして期待した結果になりません。
試行錯誤を繰り返していると、縦書きと横書きを交互に切り替える方法を運営・管理サイトでJavaScriptコードを公開しており、切り替えた後にその都度、h2vR.switcher( … )関数を呼んでいることが分かりました。
遅延表示は切り替えではないのですが、縦書きの新しいデータを設定し直した後に、h2vR.switcher( … )関数を呼んだところ、こちらが期待した動作になりました。
以下に現代語訳と動作例を掲げます。
すでに実行中ですので、ロードボタンをクリックして、初めから表示してください。
現代語訳
わが家の庭にある、小さな竹林に吹く風の音が、かすかに聞こえるこの夕べかな。
実行例
©TacM,2017 Ver0.01 2017-04-08
和歌を朗読のように
時間差で表示します