浦島太郎状態
スマートフォンのAndroidアプリ開発から離れて、しばらくぶりに戻ると浦島太郎状態になることがあります。開発環境や動作環境にちょっとした変更を加えただけで、動作まで至らず四苦八苦してしまいました。元の状態に復帰するまで一週間を要しました。
動作手順を逐一、メモすることはしていません。これが厳しい納期や高額な受注額だったらと思うと行動の可視化が必要と考えます。最低2台のカメラが作動していて、1台は全体的な作業概要を把握するために、もう一台はパソコン画面を詳細に記録し続けるために利用します。
上記方法は理想論です。気をつければ頓挫しかかることもなかった顛末を、二度と起こさないように以下の記録に留めます。
《原因》
原因は、実機上で「設定」を起動して「Google Play Services」と「Google Play開発者サービス」を削除したことにあります。
《復帰手順》
1)GooglePlay開発者サービスを再インストールする。
2)GooglePlay開発者サービスを起動する。
上記図の矢印部が「インストール済み」でなく「インストール」となっていれば、Google Play Servicesが削除されているので画面をクリックしてGoogle Play Servicesをインストールします。図の矢印部が「インストール済み」に変わったことを確認します。
以上で実機側の条件が整ったことになります。
次に実機環境が新しくなり、ECLIPSE開発環境を再設定したことで、エラーが起きてしまいました。エラーごとの対応を以下に示します。
1)Could not find XXX.apk!
ライブラリの参照に不備がある場合に出力されます。
①Google Play Servicesのライブラリーにチェックを入れる。
②起動プロジェクトのライブラリーを組み込んでかつ、ライブラリーのチェックを外す。
2)Re-installation failed due to different application signatures.
上記エラーが起きたときは、コマンドプロンプト(DOSプロンプト)上から、’adb uninstall パッケージ名’を実行します。アプリケーションがアンインストールされます。
まとめとして、スマートフォンのメモリサイズ不足というエラーが出ても安易に、既存アプリをアンインストールしてはならないということを体験しました。