記録的な大雪の被害で農業用ハウスが倒壊し、未曾有の損害を受けた方も多いと報道されています。建造物が自然に対応していないので被害が大きくなりました。
手作り工房を標榜する一員として業者に頼らず自前で修理・修復した顛末を記録に留めます。
Ⅰ 樋 降雪地の屋根は雪止めを設置したり、雨樋の位置を微妙に変えて雨樋の破損を防いでいますが、当方の雨樋は古さもあって木っ端微塵に壊れました。
修理方法
1.雪の重みで外れた樋受け金具を元に戻す
2.樋のねじれを直す
3.外れたエルボを元に戻す
4.折れた軒樋を交換
5.破損した曲りを交換
6.破損した止まりを交換
7.ずれたパイプを集水器に合わせる
注意事項
樋にはサイズがあり、100,105が多いようです。サイズは止まり、軒樋、曲りに共通であり、製品コードに明記されています。かすれて見えにくい場合は、止まりには日が経ってもはっきり判読できるように明記されています。
Ⅱ 庇 雪の重みで 庇(ひさし)の桟(さん)に過大な負荷が加わりナットがアルミ板の穴をすり抜け、止め材からは庇の桟が外れました。 修理方法
1.アルミ板の穴が大きくなったので、平座金(平ワッシャー)を入れて留め直しました。
2.雪の重みで穴の空いた波板を交換しました。