日別アーカイブ: 2022-06-10

カット専門店の感想

生活スタイルに合った選択

最近、ネクタイを締める機会がなくなりました。そんなわけで散髪は俗にいう格安カット店を利用しています。QB〇〇〇〇という1000円カット店ができたときはビックリしました。

水を使わないカット専門ですが料金は消費税も含めて1000円で所要時間は10分でした。この新しい理容システムは経産大臣から表彰され、駅の真ん前にできたカット店では店の外にまで丸椅子が用意され行列ができていました。

横文字で目をくらます

新しい散髪システムはこれまでの古いサービスの1/3~1/4の料金であり格安カット店、1000円カット専門店などと呼ばれました。

ただ、サービス時間は従来の1/6くらいでしたので多少の違和感を抱きリーズナブルカット店の呼称がいいのではと思っていました。

リーズナブル(reasonable)とは道理に合った、合理的な、筋の通った、正当な、手ごろな、穏当な、ほどよいという意味が込められ、リーズナブルには安価・廉価の意味はありません。

雨後のたけのこ

今ではちょっとした都市にはリーズナブルカット店が軒を並べていますが安かろう悪かろうに近い店もあり様々です。

古い昔は理髪店には多くの人が集まり貴重な情報が飛び交ったので近隣から一目置かれていました。

その証拠にサロンの付く理髪店名が多いです。

1000円カット店は今では1100円が多くなっていますが人口密集地にはたくさんのお店があり自分の気に入った店が選べます。

店の多くはチェーン店であり従業員の教育もきちんとされているところが多いのですが、格安店はリーズナブル店であって安い料金で多くのサービスを奉仕していると勘違いされている理容師もおられます。

客への接し方が権高で経営者が知ったら泣いてしまうだろうと感じたことがあります。

このようなお店には高齢者しか行きません。客をちょっと見下し手を抜いた接し方はいかがなものでしょう。

高齢者の他に小学生、中学生、女性が利用する理容店は一般にていねいな接し方をしてくれます。

格安オッとリーズナブル理容店はスーパーなどに必ずあります。1000円カット店は安くはないです。適正です。勘違いされている理容師や経営者を泣かすお店は敬遠し適切な店選びが大切です。

続編

江戸時代には町奉行には与力、同心がいてその配下には岡引きと称される十手持ちがいました。

床屋さんは男女双方の職業でしたが奥さんが生計を切り盛りして、十手持ちとなった夫は理髪業の傍らお上の手伝いをして髪結いの亭主と呼ばれました。

またまたのおまけ

路上散髪

床屋さんの風景ですが西部劇映画で、木陰に椅子を持ち出して散髪のサービスを受けているシーンがありました。

当然、鏡や洗面所はありません。これがカット専門店の原型のようです。