数十年に一度
風水害の被災報道が後を絶ちません。豪雨による増水で土砂崩れや家屋倒壊のニュースがひっきりなしです。
「数年に一度、過去に体験したことのない大雨が降る可能性…」の用語が多用されます。
昨年は50年に一度という言葉も聞きましたが、今年も似たような言葉を目にします。記録的の言葉もいやになるほど聞こえてきます。
思った以上に気候変動が激しく言葉の使い方の正否を論じても始まりません。
温暖化は徐々にやってきますが災害は急激に表に現れます。
温暖化の是正は最低100年かかると言われています。このままでは北海道でバナナ栽培が可能になるかも知れません。
土石流による被害はその土地に長年、住んでいたのに初めての体験と語る被災者が多くなっています。
そして、これまでの被害は地域限定であったが、最近は沖縄から北海道まで広範囲に同じ時期に起きることが特徴です。
大雨の被害は温暖化が原因の一端と考えられ、地球規模の対策が必要とされています。
人類の知恵を結集
人間の行動はとてつもなく大きくなり、感染症や災害の対策は一国だけでは、もはや手の打ちようがありません。
国のリーダーから特定業種の代弁者のような発言も見られましたが、エビデンスなどという怪しげな言葉でなく、正しい科学的な根拠に基づいて対策を考えてもらいたいものです。
地震への備えは受け身になるのはやむを得ません。一方、地球温暖化への対策は即効薬はありませんが地道な行動を長きにわたって愚直に継続していくことになるでしょう。
自然を克服する
強大な科学をもってしても自然に勝つことはできません。
対策できるものは対策を施し、そのほかは避難、共生するなど生き方を考え直すことが必要になるのではないだろうか。機微に富む日本の文化は無くなってしまいそうです。