着物と季節
6月1日と10月1日は衣替えの日とされています。月替わりにこの記事を書こうとしましたが、衣替えの日から2週間近く経ってしまいました。
着物の着方において、10~5月は袷(あわせ)、6と9月は単衣(ひとえ)、7と8月は薄物/夏着物とされています。
単衣とは、裏地を付けずに仕立てた衣類の総称のことで着心地が軽やかです。単衣に裏地を付けたものが袷です。
日ごろの日常生活では、季節は月替わりにきちんと変化するものではなく、袷では暑苦しいと感じたときに単衣を着ますが、通勤や通学では従来から決まっている衣替えの日を境にしています。
温暖化の影響で日本の四季が崩れて二季になるのでしょうか。
リンゴは寒い地方が産地であり、長野や青森が有名ですがこれからは北海道が産地の中心になるのでしょうか。
長野ではバナナやパイナップルの作付けが驚異的な速度で増えているそうな。この話はフェークニュースです。
鈍行の旅
鈍行(どんこう)という用語を若者には通用しないそうです。鈍行とは普通列車を言います。
長時間、普通列車に乗る風習はなくなりました。鉄道旅行には新幹線や特急を利用しますが、先日、鈍行の旅をしました。日本列島を縦断する交通機関は整備されていますが東西を横切る鉄道はあまり便利ではありません。
高速道路はそれなりに整備されていますが、太平洋と日本海を横切る鉄道は鈍行だけというところは少なくありません。
農業のゆくえ
山肌に手が届きそうな山峡(さんきょう、やまあい)を2時間近く乗って新幹線に乗り換えました。並行して高速道路が走っているので乗客は少ないありさまでした。
いたるところで休耕田畑が目につき、後継者不足あるいは勤めて給与を得た方が得策なのでしょうか。
山間部は広い耕作面積を用意することが難しく、大規模な機械化は向きません。手作業になると高齢化で農作業が大変になります。農業ロボットの技術は進んでおり、GPSによる自動耕筰機械の精度は10センチ以下でしょうが狭い田畑は不向きです。
アメリカやフランスは農業国として知られています。工業でお金を稼ぎ食料品は輸入すれば問題ないというほど単純ではないようです。
かといって補助金で農業を育て食料品を調達するのも長続きしないでしょう。闊達な議論が望まれます。