夏祭り

眠り流し(ねむりながし、ねぶりながし)

夏祭り

眠り流しとは夏の睡魔を払う行事の総称。青森のねぶた祭り、弘前のねぷた祭りなど東北地方に多いですがこの祭りは全国的です。

伝統的なお祭りは主催者にとって、生活そのものそれ以上の感慨があることでしょう。

ここにも人口減少の現象が影を落としています。

かつては神輿を担ぐにも優先順位があり、新参者には担がせてもらえないとの嘆きがあったようですが、今では担ぎ手が減り「来る者拒まず」が定着しつつあります。

開催の意味

秀吉の茶会、お城の花見、専制時代の夏祭りは政治的な意味合いが強いとも言われています。

為政者は日ごろの締め付けを和らげ、うっぷんから目をそらせるガス抜きの効果を期待したことでしょう。

娯楽の少ない庶民には数少ないワクワク感のある時期であったことと思われます。

一般には五穀豊穣、子孫繁栄、疫病撃退を願って民衆のエネルギーをぶつけ合ったものと思われます。

夏の俳句

芭蕉が《奥の細道》を著した旅の行程で、登米-一関-平泉とたどったときに詠んだ夏の俳句を衣川の風景に重ね合わせて挙げます。

 
 夏草なつくさ
  つわものどもが
   ゆめあと
     松尾芭蕉まつおばしょう
平泉、奥の細道

 

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