急な変化に対応
季節などのように時間の経過と共に自然に変化するものの他に、急に法律や制度が変わったりするものとがあります。
パソコンで処理していたことをすべてスマホに切り換えるとパニックを引き起こしかねないです。「インテル入ってる」のコマーシャルで名高いIntel CPUの戦略に感心しました。
パソコンの先駆けは8ビットのマイクロプロセッサを使用したPC8000シリーズでした。8ビットのCPUはAT互換機にその後、98シリーズに引き継がれDos/Vマシンに搭載され市民レベルでコンピューターを手にする時代を招来させました。
インテルは間を置かず、16ビットCPUを世に送り出しましたが8ビットのソフトウェアも動作するような仕組みを導入し、過去のソフトウェア資産が無駄にならないような配慮をし、徐々に16ビットの世界に導いたのです。
16, 32, 64ビットと変遷するときも同様の政策が取られました。
スマホの弱点
スマホは電源を入れると即刻、動作するのでのろのろ立ち上がるパソコンを笑い飛ばせます。また、場所を選びません。100ボルト電灯線からの電力を必要としません。行動的な若者向きと言えます。場所を問わずインタ―ネットを利用できることは大きな進歩です。一方、大型、オフィス、パーソナルコンピューターからスタートした高齢者には使いにくい点が多々あります。
例えば、画面が小さい、長文の手紙など複数回に分けて入力することが困難、これまでに蓄積した文章を再利用しにくい、検索において、即時的(リアルタイム)な検索結果が多く、1ヶ月先の旅行スケジュールを組む時などにはひねった工夫を要する…など高齢者には操作が大変です。画面のハードコピーや印字して手軽に配布するにも不向きです。
発展途上
パソコンにおいて四六時中、電源を入れっぱなしで利用するユーザーには当てはまりませんが、時たま使う利用者にはソフトウェアのアップデートが煩雑に発生し、電源シャットダウンが即刻、行われないなどの不都合が生じます。パソコンやスマホは発展途上にあります。
習熟度に応じた機種の品ぞろえやシステム構築は、歴史あるある商品と比べると格段に劣ります。多くの人に安く提供するには総花的な商品にならざるを得ません。商品の説明書には、「性能向上のためお断りなく商品の改良が行われることがあります」と堂々と謳ってあります。
声を上げよう
旅行や耐久消費財の購入には高齢者が予算を落としやすいと言われていますが、スマホなどの商品について「もっと使いやすく」と声を上げる高齢者は少ないと言われています。
もっと、使いやすいスマホの普及が望まれます。痒いところに手が届く機能が欲しいです。
使っているスマホを5段階満足度で表示すれば、左から2番目です。