オリジナルと標準

海洋国家の特長

日本は海洋国家であり、物資や文化が外から入りやすい環境にあったでしょう。一方、海に隔てられていたので努力なしに何かを取り入れるというのは困難であったと類推できます。

国をまとめる賢明なリーダーは、制度や軍事機構が整っていないと他国からの影響で一大事になることへの恐れを抱いていたことでしょう。

江戸時代後期になると近隣の情報が煩雑に入ってきたのでその意を強くして国論を二分する騒動になったことは歴史上の事実です。日本の古来からの文化を尊重しながら、いち早く近代化を成し遂げ西洋の重圧から半ば脱したといえるでしょう。

外国の制度を取り入れる

極端に一方に触れ過ぎるのもどうかと考えます。

太平洋戦争中は鬼畜米英と唱えながら、戦後は気持ち悪いほどに新英親米に宗旨替えして商売に成功した人も少なくありません。

それもその人の才覚でしょうが、器用に世を渡ることはできない人にはたいへんな戦後が待ち受けていたようです。

和洋折衷

律令制度など他国の制度を見習いながら日本の実情に合わせて取捨選択して最適なものを作り上げてきました。

ここにきて、ボーダレス、グローバル化が進み外国との付き合いはさらに密になっています。そのことを踏まえて言葉の使い方などのついて触れていきます。

さらなる共通化

言葉の使い方が定着するには市民権を得る必要があります。パソコンはパーソナルコンピューターを縮めて表現したものですが、パソコンの黎明期に一時、「パーコン」という用語が使われたことを覚えています。

これは市民権に届かなかったようです。レーガン米大統領は長らくリーガン大統領と言っていたのですがある時期からレーガンに変わりました。

また、あの人は「人一倍の努力家だ」などといいますが、明治初期までは2倍、3倍、4倍を1倍、2倍、3倍と一つ少なく表現していたようです。

世界との交流が盛んな現在、世界標準ともいうべき使い方に合わせた方が無難です。5Gをファイブジーと読んでいますが第5世代のことですからフィフスジーと呼ぶべきでしょう。

時計は12進数です。12を使わずに0~11の数字が相応しいでしょう。12になれば繰り上がるので普通ならば12は使われません。

ややこしいことに24時間制ならば12~23が使われます。それに加えてテレビ業界では24時を超えた翌日の午前1時のことを前日の日付のまま25時などと言っています。

そろそろ、きちんと整理した方がいいのではないでしょうか。

 

 

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