世相2019

代弁者を大切に

世の中、柵(しがらみ)だらけです。柵に縛られて、思い切って口に出すことができません。子育て中ならば、教育機関などへの発言は控え目になります。人質を差し出しているようなものと表現したひとがいましたが、一理ありましょうか。

だから代弁者を大切にすべきなのです。私達の親の代はおじいちゃん、おばあちゃんが教育というよりも躾に厳しい傾向にありました。

当時、小学校低学年の孫が学校のトイレに行こうとしたとき、高学年生が通せんぼをし、そのためにお漏らしをして同級生に冷やかされたことを鉢巻き姿の熱血おじいちゃんが校長室に怒鳴り込んで抗議した事件を見聞したことがありました。

当事者の親は成長過程のひとコマ、明日は我が身と受け流したかも知れないところをおじいちゃんがひと暴れして代弁した事件でした。

人手不足は本当なの

人手不足が深刻化しています。労働者の地位向上には就労時間などきちんと法令を遵守することが大切ですが、働き手を集めるのにやむを得ずに労働条件を改善しているようです。

銀行、郵便局も昼休みを設けるところが多くなっています。車のディーラーでは数年前から午後1時前に飛び込んでいってもきちんと1時まで待たされます。

いつも通っている散髪屋さんから今度、週休2日制になりますと通告されました。これまでサービス業ではシフトしながら実質的な週休2日制でしたが完全週5日制に踏み切るところが増えています。

一方、人手不足と言いながら働きたい人は大勢いるように思えてなりません。

一度昇りつめた人、高齢者はひがみっぽくて使いづらい、プライドが高い、高度な知識や技能を持った人がそばにいるとこちらが目立たなくなるなどの理由で働き手、雇用者のミスマッチが起きています。

加齢が進むと視力、記憶力、手先の器用さなどの低下は歴然としています。老害と揶揄されることもあります。その分、長年培った知恵を出して体力の低下をカバーするので、馬鹿とハサミは使いようで役立ちます。

生きのよさだけでは通用せず、先人が築いた技を受け継がないと一人前になるのは難しいです。ド素人というかある程度の教育機関で学んだとはいえ、経験者が教育して一人前にするにはどれほどのコストがかかるというのでしょうか。

また、リーダーに対しては大義の前には小義を捨てて、俺が目立たなくなる』ことには目をつむってくださいと言いたいです。

この辺りがミスマッチの原因です。

繁盛には理由がある

食べ物屋さんはおいしいところが繁盛します。ラーメン専門店でそこそこの味ではもの足りません。中華料理店ならば及第点でしょうが専門店では5段階で5の評価が欲しいです。

食べ物屋さんもチェーン店が多くなり、接客のマナーは平均点以上の評価が多いです。料理はおいしいのですがトイレの使い方で気になる店があります。

トイレを使いたいときに鍵がかかっているのです。トイレの構造を図にしました。女性トイレは想像です。

それは先客が鍵を閉めると定員一人になるからです。男性トイレは大便用だけが鍵がかかるようになっているところが一般的ですが、定員が複数でも図のような構造のトイレでは定員一人になります。男子トイレの入り口に鍵は不要なのではないでしょうか。

Hレストランはこれから敬遠しようという話に落ち着きかけましたが、図を凝視すると女性トイレが男性トイレの前にありここだけは先進的なことがわかります。スーパーでは女性客がほとんどなのに女性トイレは奥まっていることが多くこのような例は珍しいです。

トイレのレディーファースト利用に免じてトイレ待ちを改善してくれたらひいきにしたいと考えています。He○○○さん頑張って!

一方、活気にあふれた大衆食堂があります。味に自信があるのでしょう。常連客に支えられているようです。長い時間をかけて信頼を築き上げた雰囲気があります。

近ごろの世相

日経新聞、マーケットニュース、2017/9/5 『世界企業 日本の立ち位置(3)労働分配率、日米欧で低調』より

この時期、送別会、総会、歓迎会が開かれます。予算額があまりにも低いと受け付けてもらえないことがあります。どこも利益の確保に気を使います。

また物価がじりじり高騰しています。電気料金、ガス代、原料の値上がり、労働力不足などの理由で値上がりしています。

労働分配率が米国やEUが横ばいか若干微増なのに対して日本は2009年ころを頂点に年々、激減しています。これでは勢い、生き、生気、精気が湧いてきません。

国民全員が現実を直視して国や経済界、労働界のリーダーに善処してもらいたいです。

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